自民党が苦戦を強いられた今回の衆議院選挙。比例復活当選を果たした国光文乃議員に公職選挙法違反の疑いが浮上しています。医師から政治家へと転身し、厚生労働省での勤務経験もある国光氏。茨城6区で惜敗したものの、比例北関東ブロックで議席を獲得しました。しかし、その当選の裏で、投票日当日の選挙活動が問題視されているのです。
投票日当日のイベント会場での行動
10月27日、衆院選投票日当日、つくば市では音楽イベント「キラバイ Fete de la musique 2024」と「つくば中華フェア」が開催されていました。目撃者によると、国光氏は事務所スタッフと共にこれらのイベント会場を訪れ、有権者と接触していたとのことです。
音楽イベントでの挨拶と司会者の発言
音楽イベント会場では、国光氏がステージ上でマイクを握り、挨拶を行いました。投票を呼びかける直接的な発言はなかったものの、司会者が「今日は投票日ですよ。ぜひ投票を」と発言。このやり取りが、国光氏による投票の呼びかけと受け取られる可能性も指摘されています。
国光氏が音楽イベントで挨拶する様子
中華フェアでのビラ配布
さらに、国光氏は「つくば中華フェア」会場でも目撃されています。目撃者によると、国光氏は自身の顔写真が印刷されたビラを来場者に配布していたとのこと。公職選挙法では、投票日当日の選挙運動は禁止されています。ビラ配布が選挙運動とみなされれば、公選法違反となる可能性があります。
選挙管理委員会と警察の見解
茨城県選挙管理委員会は、具体的な事案への判断は避けたものの、「投票日当日のビラ配布が選挙運動と警察当局に判断されれば、公選法に抵触する恐れがある」との見解を示しています。警察庁も今回の衆院選における選挙違反の摘発を進めており、国光氏の行動についても捜査対象となる可能性があります。
国光氏からの回答は?
本誌は国光氏に事実確認を求め、電話とFAXで問い合わせを行いましたが、期日までに回答は得られませんでした。疑惑の真相解明が待たれます。
専門家の見解
選挙法に詳しい弁護士の山田一郎氏(仮名)は、「投票日当日のビラ配布は、有権者に特定の候補者への投票を促す行為と解釈される可能性が高く、公選法違反に該当する可能性がある」と指摘しています。今後の捜査の行方が注目されます。
まとめ
国光議員の投票日当日の行動は、公職選挙法違反に抵触する可能性があるとして、波紋を広げています。今後の捜査の進展によっては、国光議員の政治生命にも影響を与える可能性も否定できません。jp24h.comでは、引き続きこの件について取材を進めてまいります。