韓国で、30代女性会社員が勤務先のトイレで社長から盗撮されるという衝撃的な事件が発生しました。JTBC「事件班長」が報じたこの事件は、企業における盗撮問題の深刻さを改めて浮き彫りにしています。
消臭剤に偽装されたカメラを発見!
10月18日、ある30代女性会社員は、会社の女子トイレで異変に気付きました。一見普通の消臭剤のように見える容器に、小さな穴が開いていたのです。よく見ると、その穴は小型カメラのレンズでした。カメラは、女性が用を足す際に顔や体を撮影できる位置に巧妙に設置されていたのです。
トイレに設置された盗撮カメラの偽装工作例
犯人はまさかの社長!
女性はすぐに社長に報告し、カメラを設置した人物の特定と警察への通報を告げました。すると、社長は驚いた様子を見せ、突然ひざまずいて謝罪を始めたのです。「設置したのは私だ。廃棄するつもりだった。撮影記録を削除して終わりにしよう」と、信じられない言葉を口にしました。さらに、「好奇心があった。設置したのは1回だけだ」と弁明したといいます。セキュリティ専門家の田中一郎氏(仮名)は、「盗撮行為は決して許されるものではなく、好奇心という理由で正当化できるものではありません」と指摘しています。
証拠隠滅を図るも出頭
女性が警察に通報すると、社長はカメラを窓の外に投げ捨てて逃走しました。警察がカメラを捜索しましたが発見できず、社長の行方も一時不明となりました。しかし、その後、社長は出頭し、盗撮の事実を認めました。
被害女性は退職、深刻な後遺症に苦しむ
この事件により、女性は2年間勤務していた会社を退職せざるを得なくなりました。現在も不眠症や極度のストレスに悩まされているといいます。精神科医の佐藤美咲氏(仮名)は、「盗撮被害は精神的なダメージが大きく、長期的なケアが必要な場合もあります」と述べています。
盗撮問題、企業の責任は?
今回の事件は、企業における盗撮対策の必要性を改めて示しました。企業は、従業員の安全とプライバシーを守るために、適切な対策を講じる必要があります。例えば、定期的なトイレの点検や、盗撮防止のための啓発活動などが考えられます。
まとめ
今回の事件は、盗撮行為の卑劣さと、被害者への深刻な影響を改めて認識させるものでした。私たちは、盗撮問題の深刻さを理解し、被害者を支えるとともに、再発防止に向けて努力していく必要があります。
この記事はKOREA WAVE/AFPBB Newsを元に作成しました。