二階俊博元幹事長の地盤、和歌山2区。今回の衆議院選挙では、後継者として三男の伸康氏が出馬しましたが、自民党の世耕弘成氏に大差で敗北、比例復活もなりませんでした。この惨敗の裏には、なんと兄弟喧嘩があったというのです。
後継者選びから不協和音?長男と三男の確執
和歌山2区で争った世耕弘成氏
伸康氏の選挙戦をサポートしていたのは、長男の俊樹氏。しかし、地元では二人の不仲は有名だったようです。二階氏が後継に伸康氏を選んだことに納得していなかった俊樹氏は、選挙期間中にも伸康氏と激しい口論を繰り返していたという証言が複数出ています。支援者の一人は、「票が取れないのはお前のせいだ」と俊樹氏が伸康氏を責め立て、取っ組み合いの喧嘩に発展した場面も目撃したと語っています。
政治家一家に潜む確執、その根深さとは
選挙ポスター
俊樹氏は地元での影響力を誇示し、伸康氏に詰め寄ることもあったといいます。短気で、興奮すると怒鳴り散らす俊樹氏の性格も、兄弟間の確執に拍車をかけていたのかもしれません。 政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「政治家一家では、権力や地盤を巡る争いが起こりやすい。特に後継者選びは、家族内の緊張を高める火種となる」と指摘しています。
選挙結果への影響は?
内輪もめが表面化したことで、陣営の士気は著しく低下。支援者からも落胆の声が漏れていました。 今回の選挙結果に兄弟喧嘩がどれほど影響を与えたかは定かではありませんが、一枚岩になれなかったことは否めないでしょう。
伸康氏の未来は?参院選出馬の可能性も
今後の伸康氏の動向にも注目が集まります。参議院選挙への出馬も噂されていますが、兄弟間の確執が解消されない限り、再び苦戦を強いられる可能性も否定できません。 「週刊現代」の記事によれば、支援者からは「また長男と揉めるだろう」と不安の声が上がっているとのこと。二階氏の強力なリーダーシップで支えられてきた和歌山2区の今後が、不安視されています。