人生において、選択を迫られた時に「どうせ私なんか…」と自信を失ってしまうことはありませんか？人気コラムニストのジェーン・スーさんとエッセイスト桜林直子さんの対談集『過去の握力 未来の浮力』から、前向きな人生を送るためのヒントを探ります。自己肯定感を高め、自分らしい生き方を見つけるためのヒントが満載です。
悪意をスルーする力
桜林さんは、スーさんは悪意を汲み取らない人だと指摘します。スーさん自身も、後から「嫌味だったの？」と気づくことが多いと認め、持ち前の楽観的な性格を自認しています。一方、桜林さんは悪意センサーが敏感で、危険な人物を察知するのが得意とのこと。
ジェーン・スーさんと桜林直子さんの対談の様子
スーさんは、悪意をキャッチできない鈍感さが、結果的に自分を楽にしていると語ります。意図的に下に見ようとする人にも影響されない強さを持っているのです。回避能力は低いものの、それで大きな失敗をしたことがないため、今のままで良いと考えているそうです。
悪意は受け手の解釈次第？
スーさんは、明確な悪意も存在する一方で、受け手の解釈によって物事の見え方が変わると考えています。コンプレックスや過敏になっていると、悪意のない言葉や行動にも悪意を感じてしまうことがあるのです。「すべては自分の認知の歪み」という桜林さんの言葉にも深く共感しています。
有名な料理研究家のAさんも、「人生は、どんなレンズを通して見るかで大きく変わる」と著書で述べています。自分の考え方次第で、世界は明るくも暗くもなるのです。
欠けたコップから学ぶこと
欠けたコップを出された時、全く気にしない人もいれば、自分を軽んじられたと感じる人もいます。スーさんは、後者のタイプの人には、自尊心を傷つけられた過去があることが多いと指摘します。
自分の感じ方を大切にする
自分にとっての真実は、他の人にとっての真実とは限りません。どこに焦点を当てるかで、物事の捉え方は大きく変わります。心理学者のB先生は、「過去の経験が現在の認知に影響を与えることはよくある」と述べています。過去の傷を癒やし、自分を大切にすることが、前向きな人生を送る第一歩と言えるでしょう。
まとめ：自分らしい生き方を見つけるヒント
ジェーン・スーさんと桜林直子さんの対談は、自己肯定感に悩む人にとって大きなヒントを与えてくれます。悪意に囚われず、自分の感じ方を大切にすることで、より自分らしく生きることができるのではないでしょうか。ぜひ、『過去の握力 未来の浮力』を読んで、自分らしい生き方を見つけるヒントを見つけてみてください。
