米大統領選がいよいよ5日(日本時間同日夜)に投票開始となります。民主党ハリス副大統領と共和党トランプ前大統領の熾烈な争いは、最終盤まで予断を許さない大接戦となっています。この記事では、両候補の支持率の現状、勝敗を左右するポイント、そして期日前投票の動向など、最新情報をお届けします。
ハリス氏有利?トランプ氏猛追? 最新世論調査で接戦州の動向を分析
ニューヨーク・タイムズ紙が10月24日〜11月2日に実施した世論調査によると、複数の接戦州で両候補の支持率が誤差の範囲内という大接戦となっています。ペンシルベニア州とミシガン州では両候補が同率、ハリス氏はネバダ州、ウィスコンシン州、ノースカロライナ州、ジョージア州でわずかにリード、トランプ氏はアリゾナ州でリードしています。
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この僅差の結果は、選挙戦最終盤の激しさを物語っています。政治アナリストの山田一郎氏は、「現状ではどちらが勝つとも断言できない。投票日直前の情勢の変化、そして投票率が勝敗を左右するだろう」と分析しています。(※山田一郎氏は架空の人物です)
期日前投票は過去最多!勝敗のカギを握る有権者層とは?
NBCニュースによると、期日前投票者数は既に7600万人を超え、2016年の大統領選を上回る過去最多となっています。トランプ氏の呼びかけにより、共和党支持層の期日前投票利用が増加しており、民主党支持層41%、共和党支持層39%、その他20%という内訳になっています。
ハリス氏にとっては、黒人男性票や若者票の獲得が重要となります。一方、トランプ氏は、民主党の支持基盤である労働組合票の切り崩しや、バイデン・ハリス政権への批判票の取り込みが勝利への鍵となります。
選挙戦最終日、両候補は接戦州で最後の訴え
トランプ氏は3日、ノースカロライナ州で集会を開き、「5日の皆さんの投票で、私がインフレを終わらせる」と訴え、ホワイトハウスへの返り咲きを強くアピールしました。一方、ハリス氏はミシガン州の教会で黒人の有権者に支持を呼びかけ、投票への協力を求めました。
両候補は、選挙戦最終盤まで激しい攻防を繰り広げています。最終的にどちらが勝利を掴むのか、注目が集まります。
勝利の女神はどちらに微笑むのか? 米大統領選の行方を見守ろう
今回の大統領選は、アメリカだけでなく、世界情勢にも大きな影響を与える重要な選挙です。5日の投票結果、そして今後のアメリカの行方に注目しましょう。