兵庫県知事選が10月31日に告示され、斎藤元彦氏を含む7名の候補者による激しい選挙戦が繰り広げられています。パワハラ疑惑などで県議会から不信任決議を受け失職した斎藤氏ですが、再選を目指し、逆風の中、精力的に選挙活動を展開しています。SNSや街頭演説では、斎藤氏を擁護する声も広がりを見せており、選挙戦の行方は予断を許しません。
斎藤元彦氏、支持者へ熱い想いを語る
斎藤氏は支持者に対し、「メディアの報道に負けるな」「県議会側からの不信任決議、そして様々な政党・政治家が斎藤元彦にさせるわけにはいかない、そんな強い声もいただいてます。斎藤か、斎藤以外か。私は絶対それには負けるわけにはいかないんです」と力強く訴えました。
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マスコミや県議会には負けない、という強い言葉は、これまで見られなかった斎藤氏の強い意志の表れでしょう。これは斎藤氏自身の心境の変化だけでなく、彼を支持する人々の熱い思いを代弁しているようにも感じられます。
斎藤氏支持者の声:マスコミへの不信感
斎藤氏を支持する人々の間では、県議会や県庁、そして特にマスコミに対する強い不信感が広がっています。彼らは、斎藤氏が改革を進めようとしたことで既得権益を脅かし、その結果、マスコミによる一方的なバッシング報道によって知事の座を追われたと考えています。
告示3日前にJR元町駅で話を聞いた自営業の男性(65歳)は、「真実がデマに負けるのが許せなかった」と語りました。彼はX(旧Twitter)で「五条祐介」のアカウント名で活動し、仲間と共にLINEグループ「チームさいとう」を運営、街宣活動の告知などを行っています。登録者は2000人を超え、斎藤氏支持の輪が広がっています。
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彼は、パワハラ疑惑についても明確な証拠はなく、告発文書も怪文書に端を発するもので、マスコミがそれに便乗しただけだと主張します。
選挙戦の行方:県民の審判は?
斎藤氏に対する不信任決議、そしてそれに続く出直し選挙。今回の選挙戦は、県民にとって、斎藤氏のこれまでの政治姿勢、そして彼に向けられた疑惑の真偽を改めて判断する機会となるでしょう。果たして県民はどのような審判を下すのか、注目が集まります。