結婚7年目、35歳を迎えるハルさんは、妊活を始める決意を固めました。年齢による焦りや不安、コロナ禍、夫婦間の葛藤など、様々な困難を乗り越え、ついに覚悟を決めたハルさんのストーリー、そして妊活に関する専門家のアドバイスをご紹介します。
35歳、妊活を決意した理由
35歳という年齢は、東洋医学では女性の体に変化が訪れる節目とされ、医学的にも高齢出産の入り口です。結婚、妊娠、出産について真剣に考える女性も多いでしょう。ハルさんもその一人でした。結婚当初から子どもを望んでいたものの、夫婦のタイミングが合わず、コロナ禍や夫婦喧嘩など様々な出来事が重なり、妊活開始が遅れていました。
35歳で妊活をスタートしたハルさん
30歳で一度妊活を決意したものの、コロナ禍で中断。その後、夫婦関係が不安定になり、2年間は妊活どころではありませんでした。しかし、35歳を目前に、夫と本音で話し合うことで、夫婦の絆が深まり、妊活開始の決断に至りました。
夫婦の絆と妊活への覚悟
ハルさんは、夫婦関係が不安定なままでは子どもを産みたくないという強い思いがありました。妊娠・出産よりも、良好な夫婦関係を築くことが、子どもにとって幸せな環境だと考えたのです。「両親の関係が整っていなければ、楽しく育児はできない」というハルさんの言葉には、深い愛情と責任感を感じます。
35歳で婚約破棄を経験したあゆみさん
30歳で妊活を始めていたら、夫との関係は壊れていたかもしれない、とハルさんは振り返ります。5年間の葛藤は無駄ではなく、夫婦の絆を深めるための大切な時間だったのです。そして、35歳という節目を迎え、不安を知識と行動で克服し、ついに妊活への覚悟が固まりました。
専門家の声:妊活における夫婦のコミュニケーション
婦人科医の佐藤先生(仮名)は、「妊活は夫婦二人三脚で進めることが大切」と語ります。「年齢による焦りや不安は、夫婦で共有し、支え合うことで乗り越えることができます。また、妊活に関する正しい知識を身につけ、専門家のサポートを受けることも重要です。」
職場への理解と今後の展望
ハルさんは、妊活を行うことを職場の上司にも伝え、部署調整などの協力を得ています。周りの理解とサポートも、妊活をスムーズに進める上で大きな力となるでしょう。
ハルさんのように、年齢や様々な困難に直面しながらも、前向きに妊活に取り組む女性は少なくありません。焦らず、夫婦でしっかりと話し合い、周りのサポートも得ながら、一歩ずつ進んでいくことが大切です。