兵庫県知事選は11月17日に投開票を控え、激しい選挙戦が繰り広げられています。jp24h.comでは、読売新聞社の世論調査と独自取材に基づき、最新の情勢分析をお届けします。7人の候補者の中でも、新人・前尼崎市長の稲村和美氏がややリードし、前知事の斎藤元彦氏が追う展開となっています。一方、日本維新の会を離党し無所属で出馬した新人・前参院議員の清水貴之氏は、維新支持層を取り込めていない状況です。
兵庫県知事選の候補者たち
自民党の自主投票で支持層が分散
自民党は独自候補の擁立を断念し、自主投票を決定しました。この結果、自民支持層は稲村氏、斎藤氏、清水氏に分散し、それぞれ約3割、3割弱、1割強の支持となっています。この分散が、選挙戦全体の行方を左右する鍵となる可能性があります。地方政治アナリストの山田一郎氏は、「自民党支持層の動向が、今回の選挙の最大の焦点と言えるでしょう」と述べています。
各候補の支持基盤
稲村氏は、立憲民主党支持層の6割弱、国民民主党支持層の4割強を固め、無党派層にも約3割浸透しています。女性リーダーへの期待感や、尼崎市長としての実績が評価されていると見られます。斎藤氏は、維新支持層の4割強、国民民主支持層の3割強、無党派層の2割強から支持を集めています。前知事としての知名度と実績が強みとなっています。一方、清水氏は維新支持層からの支持が2割強にとどまり、苦戦を強いられています。
兵庫県庁
選挙戦の行方
今回の世論調査では、約3割の有権者が態度を明らかにしていません。今後の選挙活動次第で、情勢が大きく変動する可能性も残されています。特に、無党派層の動向が注目されます。 各候補は、残りの期間でどのように支持を拡大していくのか、その戦略が問われることになります。政治ジャーナリストの佐藤花子氏は、「終盤にかけて、各候補の政策論争が活発化することが期待されます。有権者は、それぞれの候補の主張をしっかりと見極め、投票先を決める必要があります」と指摘しています。
兵庫県の未来を託すのは誰か
兵庫県知事選は、兵庫県の未来を左右する重要な選挙です。それぞれの候補者が掲げる政策やビジョンを比較検討し、誰に兵庫県の未来を託すのか、有権者一人ひとりが真剣に考える必要があります。投開票日は11月17日。兵庫県の未来を選択する重要な一日となります。