対立する不良グループのメンバーにけがを負わせたほか、生活保護費を詐取したなどとして、傷害や詐欺などの罪に問われた不良グループ「ルシファーズ」の元リーダーの男(47)に対し、名古屋地裁(森島聡裁判官)は1日、懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。
判決によると、男は2024年4月、複数人と共謀し、名古屋市中区の路上で、対立する不良グループのメンバー2人に暴行を加えてけがを負わせた。また、22年には、収入を届け出ず生活保護費約120万円をだまし取った。
判決は、「不良グループ内の絶対的存在として犯行を指示し、関与者の中で最も重い刑事責任を負うべきことは明らか」とし、生活保護費の詐取についても「ぜいたくな暮らしがしたいとの動機は身勝手」と指摘した。
ルシファーズは同市を拠点として活動していたが、今年7月、グループの解散式が熱田署で行われていた。
 
					





