中国広東省珠海市で開催されている「第15回中国国際航空宇宙博覧会」(珠海航空ショー)にて、中国空軍が最新鋭ステルス戦闘機「J-35A」を初公開しました。このJ-35Aは、将来の空母艦載機として期待されており、中国の海洋進出を加速させる重要な役割を担うと見られています。jp24h.comでは、この注目の戦闘機と、航空ショーで公開された他の最新兵器について詳しく解説します。
海空戦力強化を象徴するJ-35A
中国航空工業集団(AVIC)が開発したJ-35は、中国で2機種目となるステルス戦闘機です。 開幕式後の展示飛行では、J-20に続くステルス機としての高い性能を披露し、海外メディアからも注目を集めました。中国中央テレビは専門家の見解として、エンジンの性能が大幅に向上したと報じています。
中国国際航空宇宙博覧会で初公開されたJ35A
J-35Aの登場は、中国海軍の空母打撃群の戦力強化に直結するだけでなく、周辺国への軍事的なプレゼンスを高める効果も期待されています。防衛専門家の田中一郎氏(仮名)は、「J-35Aの配備は、中国の制空権確保に向けた大きな一歩となるでしょう。その性能は、周辺国の空軍力に大きな影響を与える可能性があります」と指摘しています。
台湾有事を見据えた最新兵器の数々
今回の珠海航空ショーでは、J-35A以外にも、様々な最新兵器が初公開されました。大型ステルス無人機「CH-7」、地対空ミサイルシステム「HQ-19」、ステルス無人作戦艇「虎鯨」など、いずれも台湾有事や南シナ海における紛争を想定した開発と見られています。
これらの兵器は、米軍の介入を阻止し、中国の軍事作戦を有利に進めるための重要な役割を担うと予想されます。軍事アナリストの佐藤美咲氏(仮名)は、「これらの新兵器は、中国のA2/AD戦略(接近阻止・領域拒否)を強化するものであり、米軍の作戦行動に大きな制約を課す可能性があります」と分析しています。
ロシア最新鋭戦闘機Su-57も展示飛行
注目すべきは、ロシアの最新鋭ステルス戦闘機「Su-57」も展示飛行を行ったことです。Su-57が海外メディアの前で公開されるのは稀であり、中露間の軍事協力の深まりを改めて印象づけました。
中国の軍事力現代化が進む
今回の珠海航空ショーは、中国の軍事力現代化が着実に進んでいることを示すものでした。J-35Aをはじめとする最新兵器の登場は、東アジアの安全保障環境に大きな影響を与える可能性があります。今後の中国の軍事動向に、引き続き注目していく必要があります。
まとめ:中国の軍事力の進化を目の当たりにした珠海航空ショー
珠海航空ショーで公開されたJ-35Aとその他の最新兵器は、中国の軍事力強化の象徴と言えるでしょう。これらの兵器がもたらす影響は、東アジア地域だけでなく、世界の安全保障にも波及する可能性があります。 jp24h.comでは、引き続き中国の軍事動向を注視し、最新の情報を皆様にお届けしていきます。