サッカーJ2のV・ファーレン長崎との親善試合のため長崎市を訪れたスペイン1部レアル・ソシエダードのMF久保建英選手らが23日、原爆資料館を見学し、平和祈念像前で献花した。
久保選手らは、核兵器廃絶を訴えて署名活動をしている高校生平和大使から、原爆の熱線で溶けたガラス片や黒焦げになった少年の写真、長崎原爆「ファットマン」の実物大模型などの説明を受けた。久保選手が他の選手にスペイン語で通訳する場面もあった。
アリツ・エルストンド主将は「被爆80年に長崎を訪問できて光栄に思うとともに、原爆で亡くなられた方の思いなどを感じられて良かった」と話した。【百田梨花】