FC2といえば、ブログや動画共有サービスで有名なプラットフォーム。その創業者の高橋理洋容疑者が、わいせつ電磁的記録媒体陳列の疑いでついに逮捕されました。9年前の事件から逃亡生活を続け、国際手配されていた高橋容疑者。一体何が彼を帰国へと駆り立てたのでしょうか?今回は、この衝撃的な事件の真相に迫ります。
FC2創業者の逮捕劇:9年間の逃亡生活に終止符
2024年11月7日、FC2創業者の高橋理洋容疑者(51歳)が関西国際空港で逮捕されました。罪状はわいせつ電磁的記録媒体陳列の疑い。2013年6月、FC2サイト内でわいせつ動画を公開したことが逮捕の決め手となりました。当時、サイトの運営会社社長らと共謀し、不特定多数が閲覧できる状態で動画を掲載していたとされています。
高橋容疑者のSNS投稿
京都府警は2015年に逮捕状を取得していましたが、高橋容疑者はすでに海外へ逃亡。国際手配の手続きを行い、逮捕状を更新し続けながら、長年にわたる追跡劇が繰り広げられてきました。
高橋容疑者の逃亡生活と逮捕の経緯
高橋容疑者は大学時代にアメリカへ留学し、米国籍を取得。海外での生活をSNSにアップロードするなど、自由奔放な生活を送っていたようです。アメリカやハワイ、ドバイ、バンコクなど、世界各地を転々とする中で、ガーシーこと東谷義和氏との交流もあったと報じられています。
帰国当日、京都府警に通報が入ったのは午後5時頃。約3時間後、韓国・金浦空港から関西国際空港に到着した高橋容疑者を、大阪府関西空港警察署の警官が待ち構えていました。入国審査を終えた高橋容疑者に職務質問を行い、任意同行を求め、京都府警の捜査員が身柄を確保しました。
なぜ帰国?高橋容疑者の供述と事件の背景
高橋容疑者は「逮捕状に書いてあるなら、そうなんじゃないかなと思います」と供述する一方で、「私は当時、アメリカ人だったので日本の法律には違反しないと思う」とも主張しているとのこと。
2014年時点でのFC2のユーザー数は約1400万人。日本国内で4番目にアクセス数の多い動画投稿サイトであり、多くの動画が日本語で視聴可能でした。運営会社の拠点は米ラスベガスとされていましたが、実質的な管理・運営は大阪市内の法人が担っていたとみられています。そのため、国内法の適用が認められると京都府警は判断しました。
高橋容疑者の逮捕
高橋容疑者は日本への帰国を望んでおり、著名な実業家に国際手配の取り下げを相談していたという情報もあります。病気の母親に会うため帰国したとも供述しており、逮捕覚悟での帰国だったのかもしれません。
9年越しの逮捕劇:執念の捜査が実を結ぶ
9年前の事件から逃亡を続け、世界を転々としてきた高橋容疑者。京都府警の執念の捜査がついに実を結び、逮捕に至りました。今後の捜査の進展が注目されます。