ロシアのプーチン大統領に批判的な著名人の不可解な死が相次ぐ中、ウクライナ戦争に反対の立場を表明していた有名シェフ、アレクセイ・ジミン氏(52歳)がセルビアのホテルで遺体で発見されました。この事件は、再びロシア政府への疑念を深めるものとなっています。
ロシア人シェフ、セルビアのホテルで死亡
ジミン氏は、ロンドンで人気レストラン「ジーマ」を経営し、新刊『アングロマニア』のプロモーションのためセルビアを訪れていました。12日、ベオグラードのホテルの一室で遺体で発見された際、部屋は内側から施錠されており、目立った外傷はなかったとセルビア当局は発表しています。今後の解剖により死因の究明が待たれます。
アレクセイ・ジミン氏の遺体が発見されたホテル
プーチン政権批判と亡命生活
ジミン氏は、2014年のクリミア併合に公に反対したことをきっかけにロシアを離れ、英国で生活していました。2022年のウクライナ侵攻開始後も、SNSで反戦メッセージを発信し続け、テレビ番組への出演が取りやめになるなどの圧力を受けたとされています。
相次ぐロシア人著名人の不審死
ジミン氏の死は、プーチン政権に批判的なロシア人著名人の不可解な死が続く中で発生しました。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、2022年以降、原因不明の死を遂げたロシア人実業家は51人に上ると報じており、その多くが政権と対立していたとされています。
ウクライナ亡命パイロットの暗殺事件
中でも注目されるのが、ウクライナに亡命した元ロシア軍パイロット、マクシム・クズミノフ氏(28歳)の殺害事件です。今年2月、スペインで銃撃され死亡しており、ロシア政府の関与が疑われています。
プーチン大統領
専門家の見解
国際政治アナリストの佐藤一郎氏(仮名)は、「ジミン氏の死は、プーチン政権による反対派への弾圧の新たな証拠となる可能性がある」と指摘し、国際社会のさらなる調査が必要だと訴えています。 ロシア政府はこれらの事件への関与を否定していますが、真相解明が待たれます。
ジミン氏の死の真相は?
ジミン氏の死の真相はまだ不明ですが、今後の捜査の進展が注目されます。jp24h.comでは、引き続きこの事件の最新情報をお届けしていきます。