10月19日に放送された妻夫木聡主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)第2話で、Snow Manの目黒蓮が担当するナレーションに視聴者から賛否の声が上がっています。競馬の世界を壮大に描く本作で、主要キャストの一人として注目される目黒ですが、その語り口が一部で議論を呼んでいます。
視聴者を二分した目黒蓮の「ナレーション」
『ザ・ロイヤルファミリー』は、競馬を舞台に夢を追いかける大人たちの絆を描くヒューマンドラマで、妻夫木聡や佐藤浩市をはじめ、小泉孝太郎、黒木瞳、松本若菜、沢村一樹といった豪華俳優陣が出演しています。目黒蓮は本編登場前ながら、第1話から物語のナレーションを担当し、その存在感を示しています。
しかし、第2話の放送後、X(旧Twitter)などのSNS上では、目黒のナレーションに対し「滑舌が悪い」「聞こえづらすぎる」「聞きづらくてしんどい」といった意見が投稿されました。通常よりも低めのトーンで落ち着いた口調での語りは、ファンからは好評である一方、聞き取りにくさを感じる視聴者もいるようです。彼の低音の語り口が、時に「ボソボソ話している」という印象を与え、内容が耳に入ってこないと感じさせてしまう側面があるとの指摘も聞かれます。
人気ドラマでナレーションを務める目黒蓮が、羽田空港でスタッフに囲まれている様子。俳優としての多忙な日々をうかがわせる一枚。
俳優としての成長と「声」に関する過去の課題
目黒蓮は、2022年のドラマ『silent』(フジテレビ系)での演技で俳優として大きな注目を集め、その後も多くのドラマや映画で主要な役を演じています。その一方で、彼の「声」に関しては、以前から一部で懸念が示されていました。
例えば、2024年主演のドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)でも、「ボソボソしゃべるから聞こえない」というセリフに関する声がSNSで上がっていた経緯があります。『silent』では手話での演技が多かったため、声の課題が顕在化しにくかったかもしれませんが、近年は長いセリフを読み上げる役が増え、ナレーションのような声そのものが主役となる起用も増えています。今回の日曜劇場という大きな舞台でのナレーションは、彼の声への注目度を一層高め、俳優としての新たな課題を浮き彫りにしたとも言えるでしょう。
ドラマはまだ始まったばかりであり、物語が進むにつれて目黒蓮の語り口が視聴者にとって「クセになる」魅力となる可能性も十分にあります。この経験が、彼が俳優としてさらに成長する糧となることが期待されます。
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