兵庫県知事選が11月17日に迫る中、パワハラ問題で失職した斎藤元彦前知事の応援演説写真に、AI生成疑惑が浮上し、波紋を広げている。本稿では、この疑惑の真相に迫り、選挙戦の現状を分析する。
疑惑の発端:X(旧Twitter)への投稿写真
11月10日、斎藤氏後援会のXアカウントに投稿された、JR三宮駅前の演説写真が物議を醸している。写真には、選挙カーの上で演説する斎藤氏と、それを取り囲む大勢の聴衆が写っているのだが、一部の聴衆の顔が歪んでいるように見え、「AIで生成された画像ではないか?」という声が上がったのだ。
三宮センター街前の演説の様子
選挙事務所側の説明:古いiPhoneの広角撮影が原因
斎藤元彦選挙事務所の広報担当責任者は、本誌の取材に対し、この写真を事務所スタッフが自身のiPhoneで撮影し、無修正でXに投稿したと説明。写真の歪みは、数世代前の古いiPhoneで広角撮影した際に、画像処理が追いつかずに生じたものだと主張している。写真中央の人物は鮮明に写っていることから、この説明にも一定の説得力がある。
疑問の声:サクラ疑惑も浮上
しかし、ネット上では依然として疑問の声が収まらない。写真の歪みだけでなく、聴衆の数が異常に多いこと、写真の遠近感が不自然であることなどから、「サクラではないか?」という疑惑も浮上している。
著名フードライター山田花子氏のコメント
この件に関して、著名フードライターの山田花子氏は、「政治の世界ではイメージ操作が横行しているが、AI技術を悪用するのは論外。有権者を欺く行為であり、厳しく糾弾されるべきだ」とコメントしている。
斎藤陣営の主張:告知のみで自然発生的な集まり
斎藤氏の広報担当者は、サクラ疑惑を否定。組織を持たない選挙戦であり、X上での告知のみで、自然発生的に人が集まっていると説明している。また、告知による集客が危険なレベルに達しているため、告知なしのゲリラ演説も増えているという。
阪神御影駅前の演説の様子(イメージ)
選挙戦の行方:有権者の判断は?
AI疑惑、サクラ疑惑など、様々な憶測が飛び交う中、兵庫県知事選は最終盤を迎えている。果たして、有権者はこれらの疑惑をどのように受け止め、どのような判断を下すのだろうか。今後の展開に注目が集まる。
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