全身タトゥー95%から爽やか青年へ!元「ブラジルで最もタトゥーが多い男」の感動の転身ストーリー

かつて「ブラジルで最もタトゥーが多い男」として名を馳せたレアンドロ・デ・ソウザ氏(35歳)。全身の95%を覆っていた170個ものタトゥーを、信仰を新たにしたことをきっかけに除去することを決意。その劇的な変化と新たな人生への挑戦を追います。

170個のタトゥーを持つ男、信仰に導かれ変身を決意

ブラジル南大河州バジェ市在住のレアンドロ・デ・ソウザ氏は、13歳で初めてタトゥーを入れ、その後20年間で全身の95%をタトゥーで覆い、「ブラジルで最もタトゥーが多い男」として認定されました。インスタグラムのフォロワーは37万人、タトゥー業界の有名人として知られていました。しかし、約1年前にキリスト教福音主義に改宗したことをきっかけに、人生の転換期を迎えます。なんと、全てのタトゥーを除去することを決意したのです。

レアンドロ・デ・ソウザ氏の顔、左がタトゥー除去前、右が除去手術開始後レアンドロ・デ・ソウザ氏の顔、左がタトゥー除去前、右が除去手術開始後

過酷なレーザー治療と周囲のサポート

タトゥー除去の第一歩として、ソウザ氏はまず顔のタトゥー除去に着手。サンパウロ州フランコ・ダ・ロシャ市で3回のレーザー治療を受け、その様子をSNSで公開しました。彼の決意に心を動かされた専門家が無償で治療を提供しており、来年1月にはさらに4回の治療が予定されています。

ソウザ氏自身、G1のインタビューでレーザー治療の過酷さを語っています。「指のタトゥーでさえ除去には激痛を伴います。ましてや顔全体となると想像を絶する苦痛です。3種類のレーザーを使い、除去、肌再生、跡の軽減を行います。」治療後は、軟膏と氷を使用し、日光を避けるなど、専門家の指示に従って慎重にケアを続けています。また、運動することで色素が早く抜けることを実感しているそうです。

新たな人生への挑戦:写真家、そして母への想い

現在、ソウザ氏は誕生日や結婚式などのイベント写真撮影や、地元企業の広告制作を手がけています。また、彼の挑戦を応援する人々からの寄付も力となっています。

しかし、10歳の息子への養育費や、病気で入院中の母親の介護費用を賄うため、正規雇用の仕事を探しています。母親を老人ホームから引き取るためには安定した収入が必要不可欠です。「母を施設から引き取るためにも、仕事が必要です。デジタルメディアやプログラミングの経験があり、ウェブサイト作成、PHP、MySQLも扱えます。」とソウザ氏は真剣な表情で語っています。

未来への希望:家族との再会、そして社会貢献

全身のタトゥー除去という大きな決断を下し、新たな人生を歩み始めたレアンドロ・デ・ソウザ氏。彼の挑戦は、多くの人々に勇気を与えるとともに、更生への希望を示すものとなるでしょう。今後の彼の活躍、そして家族との再会を心から応援したいと思います。