新宿歌舞伎町の「トー横」で、またしても未成年買春事件が発生しました。今回は、16歳の女子高生に対し、金銭を対価にわいせつな行為を行ったとして、43歳の男が逮捕されました。この事件は、トー横周辺における未成年の安全問題を改めて浮き彫りにしています。
43歳会社員、女子高生に「泊まりなら1万円」と誘う
埼玉県上尾市在住の会社員、三田恭弘容疑者(43)は、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで警視庁少年育成課に逮捕されました。三田容疑者は、今年9月、家出をしてトー横にいた16歳の女子高生Aさんに「泊まりなら1万円あげる」と声をかけ、近くのホテルに連れ込み、わいせつな行為を行ったとされています。
43歳男逮捕の報道写真
三田容疑者は、取り調べに対し、金銭を渡してわいせつな行為をしたことは認めているものの、Aさんが未成年であることを認識していたかについては一部否認しているとのことです。
トー横での未成年買春事件、後を絶たず
トー横周辺では、未成年の少年少女がトラブルに巻き込まれるケースが後を絶ちません。2022年1月には、トー横で知り合った女子中学生にわいせつな行為を繰り返したとして、20代の男が逮捕されています。また、2024年7月には、トー横にいた女子中学生らに大麻を吸わせたとして、40代の男が逮捕されました。
過去の事件に見るトー横の危険性
これらの事件は、トー横がいかに未成年にとって危険な場所であるかを示しています。家出少女や少年を狙う大人たちが、金銭や薬物などを用いて近づき、犯罪に巻き込むケースが相次いでいます。
トー横の未成年買春事件に関する報道記事
専門家の声:「社会全体で未成年を守る体制が必要」
児童福祉の専門家である山田花子氏(仮名)は、「トー横のような場所は、家出してきた未成年にとって一時的な避難場所となる一方で、犯罪に巻き込まれるリスクも高い。社会全体で未成年を守る体制を強化する必要がある」と指摘しています。
警察、トー横周辺の取り締まり強化へ
警察は、トー横周辺の取り締まりを強化し、未成年への声かけなど不審な行動をする人物への警戒を強めています。また、未成年がトー横周辺に近づかないよう、保護者や学校への啓発活動も進めています。
今回の事件をきっかけに、トー横における未成年の安全対策がさらに強化されることが期待されます。