国民民主党の玉木雄一郎代表の不倫問題が、党内外の波紋を広げ続けています。大手メディアでは「103万円の壁」問題への取り組みを評価する声も上がっていますが、ネット上では厳しい意見が多数を占めており、党内からも対応を求める声が強まっている状況です。
玉木代表の進退は?「103万円の壁」突破後に辞任の可能性も
11日に開かれた国民民主党の両院議員総会では、玉木代表の続投が容認されました。しかし、党内には依然として批判の声が根強く、党としての処分を避けられない状況となっています。党の倫理規則に基づき、倫理委員会による調査も決定されました。
玉木雄一郎代表
党の規定では、処分内容は「幹事長名による注意」「総務会名による厳重注意」「党の役職の一定期間内の停止または解任」と段階的に重くなっています。「注意」程度の軽い処分では済まされず、代表辞任に発展する可能性も否定できません。
政界関係者からは、玉木代表自身が「103万円の壁」問題への決着を優先する姿勢を見せていることから、「12月辞任説」も浮上しています。「103万円の壁」問題の合意は、早ければ12月中旬と見られており、その後に代表を辞任する可能性があるという見方です。
国民民主党のダブルスタンダード?過去の事例との比較も焦点に
ネット上では、過去の不倫問題で議員辞職した宮崎謙介氏などの例を挙げ、玉木代表にも同様の対応を求める声が上がっています。また、国民民主党は過去に、ラウンジ勤務の経歴を理由に女性候補者の擁立を取りやめた経緯があり、今回の不倫問題への対応との整合性についても疑問視されています。
小泉みゆき
仮に玉木代表が代表職に留まり続けた場合、党のイメージダウンは避けられず、来年夏の参院選への影響も懸念されます。一方で、潔く辞任すれば、ダメージを最小限に抑え、むしろ評価を高める可能性もあるという見方もあります。
専門家の見解は?
政治アナリストの山田一郎氏(仮名)は、「玉木代表の進退は、国民民主党の将来を左右する重要な岐路となるでしょう。有権者の信頼を回復するためには、過去の事例や党の規律を踏まえた適切な判断が求められます」と指摘しています。
玉木代表の最終的な決断に注目が集まります。