熊野古道、スピリチュアルな旅で再注目!外国人観光客が魅了される日本の聖地とは?

近年、増加するインバウンド客の間で「スピリチュアルな旅」が静かなブームとなっています。その中でも、日本の新たな聖地として注目を集めているのが和歌山県の熊野エリアです。太古の自然と神聖な雰囲気が漂う熊野の魅力を、詳しくご紹介します。

熊野:縄文時代からの神秘に触れる旅

旅行アナリストの鳥海高太朗氏によると、世界的な観光トレンドとして「スピリチュアルな旅」への関心が高まっているとのこと。(出典:『鳥海高太朗が選ぶ 外国人観光客が見つけた47都道府県ニッポン新名所図鑑』(宝島社)) 熊野古道や日本一の落差を誇る那智の滝など、見どころ満載の那智勝浦町は、まさにその代表格と言えるでしょう。

那智の滝の壮大な景観那智の滝の壮大な景観

哲学者の梅原猛氏は、熊野には縄文時代からの生活様式が近年まで残っていたと述べています。まさに、熊野は古代日本の息吹を感じられる特別な場所なのです。

アクセス困難でも人気上昇中!熊野の魅力を紐解く

東京から熊野へのアクセスは、新幹線と特急を乗り継いでも、飛行機を利用しても5時間以上かかります。台湾の台北に行くよりも遠いこの地に、なぜ人々は惹かれるのでしょうか?

熊野は、太古の超巨大火山の影響で温泉が豊富でありながら火山がなく、地殻変動によって隆起した巨岩や滝が多いという独特の地形を有しています。40年もの間開発から取り残されていたことで、手つかずの自然が守られてきました。那智大社や青岸渡寺といった有名な寺社の周辺には、仏教伝来以前の日本人の原始信仰の痕跡が今も残っており、古代からの神秘に触れることができます。

再開発でさらに進化!アドベンチャーツーリズムの聖地へ

2023年には、地方創生で有名な冨山和彦氏率いるIGPIグループが、西日本最大級のホテル浦島を買収。南紀白浜空港との連携によるインバウンド誘致も計画しており、今後の発展が期待されています。熊野エリアは、アドベンチャーツーリズムの聖地として、ますます世界的に注目を集めていくことでしょう。

熊野古道で心身を浄化、新たな自分と出会う旅へ

熊野古道は、単なる観光地ではなく、心身を浄化し、新たな自分と出会える場所です。世界中から訪れる人々が、この地で特別な体験をしています。 自然のパワーを感じ、古代からの神秘に触れ、心穏やかなひとときを過ごしてみませんか?

歴史と自然が織りなす神秘的な世界、熊野。スピリチュアルな旅を求めるなら、ぜひ訪れてみてください。