中古車選び、ワクワクする反面、失敗したくないですよね。今回は元中古車販売員の私が、過去の苦い経験から、特に忘れたい仕入れの失敗談を2つご紹介します。これから中古車を購入する方の参考になれば幸いです。
思い込みは禁物!ミニバンなのに5人乗り!?
中古車販売店では、ユーザーからの買取車や業者オークションで仕入れた車を販売します。ユーザー買取車は状態を細かく確認できますが、オークションは試乗不可の場合が多く、出品表と目視での判断になります。遠方のオークションだと、モニター画像のみで判断することも。これが落とし穴なんです。
alt="ミニバンの後部座席。荷室になっている。"
私がやらかしてしまったのは、乗車定員の見落とし。ミニバン=6~8人乗りと思い込んでいたのが悲劇の始まり。現車が到着して唖然、後部座席が荷室になっているではありませんか! ノアのYY、ヴォクシーのTrans-Xというレアな5人乗り仕様だったのです。全体の販売台数のわずか5%程度という、まさに盲点でした。お客様に販売できず、長期在庫車に… 中古車販売歴15年のベテラン、山田さんも「ミニバンの乗車定員はしっかり確認すべきですね。特にオークション仕入れは要注意です。」と語っています。
見た目は完璧なのに… 冠水車の見分け方
高年式、低走行距離の軽自動車を落札。車体も綺麗で車検も残っていたので、自走でお店へ。ところが帰り道、ハイビームとロービームが勝手に切り替わる症状が。オートハイビーム機能付きでしたが、挙動不審。
故障診断機でライトのエラーを確認、さらに細かくチェックすると衝突の痕跡が。オークション側にクレーム申請し、再検査の結果、なんと冠水車でエンジン交換済みと判明。クリーニングで痕跡を消した巧妙な手口でした。キャンセルはできましたが、日中のチェック走行では気づかなかったかもしれません。自動車鑑定士の佐藤さんは「冠水車はプロでも見抜くのが難しい場合があります。購入前に専門業者による鑑定を検討するのも一つの方法です。」とアドバイスしています。
中古車選びは慎重さが大切。今回の失敗談が、皆様の車選びの参考になれば幸いです。 ぜひ、あなたの経験談もコメントで教えてください! jp24h.comでは、他にも車に関する役立つ情報を発信しています。ぜひご覧ください。