女優の米倉涼子が12月26日、自身の薬物疑惑について公式サイトで初めて言及し、現状を報告した。これまで沈黙を守ってきた米倉の声明は、関係者およびファンの間で広がる憶測に一区切りをつけるものとして注目されている。
米倉は公式サイトに「関係者及びファンの皆様」と題したお知らせを掲載。「これまで、私の状況を皆様にお伝えすることができなかったこともあり、週刊誌等の報道により憶測が飛び交い、皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と、これまでの騒動に対する謝罪の意を示した。さらに、「一部報道にありましたように、私の自宅に捜査機関が入りましたことは事実です」と述べ、薬物疑惑による家宅捜索の事実を認めた上で、捜査に全面的に協力してきたことを報告。現在は「一区切りついたと認識している」と、事態が落ち着きを見せていることを明かした。
米倉涼子
疑惑浮上から沈黙、そして初の公式声明
米倉の薬物疑惑は、2025年10月に「文春オンライン」が報じたことで浮上した。同誌によると、同年6月上旬から“マトリ”(厚生労働省麻薬取締部)の捜査線上に米倉の名前が挙がり、8月20日には東京都内にある自宅マンションに家宅捜索が実施されたという。疑惑浮上後、米倉は予定されていたイベントを立て続けにキャンセルするなど、公の場での活動を控えてきた。今回の公式サイトでのコメントは、約4カ月間の沈黙を経て初めて公に語られたものとなる。大物女優のスキャンダルは世間に大きな衝撃を与え、真相がはっきりしないまま状況の推移が注視されてきた。
騒動の経緯と世間の反応
12月18日頃には、米倉の自宅に再び報道陣が集結し、一時騒然となるなど、世間の関心は依然として高かった。このような状況の中、公式声明が出される2日前の24日には、彼女の会員向け鍵付きアカウント「よねさんち」が4カ月ぶりに更新されたと「NEWSセブンポスト」が報じた。更新されたストーリーズには、愛犬の写真とともに「メリークリスマス」とファンへのクリスマスメッセージが投稿され、落ち着きを見せた捜査のタイミングで、徐々に沈黙が破られつつある兆候が見られていた。
身の潔白を強調し、活動再開へ
今回の掲載文章の終盤で、米倉は「私の心身には問題はありません」と自身の潔白を強く主張した。これは、今後の芸能活動復帰への強い意欲を示すものとみられている。芸能ジャーナリストは、米倉が交際中のアルゼンチン人ダンサーと半同棲生活を送っていたことに触れ、「このまま米倉さんが起訴されなければ、家宅捜索で見つかった押収物は、恋人の所有物という可能性も大いにあり得ますね。米倉さんの復帰もそう遠くはないかもしれません」と推測している。2020年に「新しいことに挑戦したい」という思いを込めて設立した個人事務所「Desafio(デサフィオ)」を持つ米倉には、まだまだやり残していることが多くあることだろう。
米倉涼子の今回の公式コメントは、長く続いた薬物疑惑に対する明確な返答であり、彼女が再び芸能界の第一線で活躍することへの期待が高まっている。





