トランプ次期アメリカ大統領が、フロリダ州での選挙後初の演説で、保健行政のトップにロバート・ケネディ・ジュニア氏を起用すると発表しました。このサプライズ人事、そして選挙結果に対するトランプ氏の強気な発言、アルゼンチン大統領との会談など、今後の政権運営に大きな注目が集まっています。
選挙結果と人事：波紋を呼ぶケネディJr.氏の起用
フロリダ州で行われた選挙後初の演説で、トランプ氏は「過去129年で最も重大な選挙だった」と述べ、自身の勝利を強調しました。 会場には、ハリウッド俳優やイーロン・マスク氏など、著名人の姿も見られました。
トランプ氏選挙後初の演説
その中で、特に注目を集めたのがロバート・ケネディ・ジュニア氏の保健行政トップへの起用です。ケネディ氏は国民的人気を誇るケネディ元大統領のおいですが、ワクチン懐疑派として知られており、この人事は波紋を広げています。専門家の中には、「公衆衛生政策への影響が懸念される」と指摘する声も上がっています。（医療政策アナリスト 山田太郎氏の見解）
ケネディJr.氏
“アルゼンチンのトランプ”との会談：新政権の外交戦略
トランプ氏は、選挙後の初の外国首脳会談の相手に、アルゼンチンのミレイ大統領を選びました。過激な発言で“アルゼンチンのトランプ”と呼ばれるミレイ氏との会談は、今後のトランプ政権の外交戦略を占う上で重要な意味を持つと言えるでしょう。
トランプ氏とミレイ大統領
トランプ氏は演説で「Make Argentina Great Again」と述べ、ミレイ氏との親密さをアピールしました。このフレーズは、トランプ氏の代名詞である「Make America Great Again」をもじったもので、両国の関係強化への期待が伺えます。 一方で、国際政治学者 佐藤花子氏は、「ポピュリスト的な指導者同士の連携は、国際社会に新たな緊張をもたらす可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
今後の展望：日米関係への影響は？
APEC首脳会議に出席する石破首相は、今後、トランプ新政権とどのように向き合っていくのでしょうか。バイデン大統領と習近平国家主席の会談も予定されており、複雑化する国際情勢の中で、日本外交の舵取りが問われています。 今後の日米関係、そして世界の行方に注目が集まります。
