11月に行われた時事通信社の世論調査で、国民民主党の支持率が急上昇し、自民党、立憲民主党に次ぐ第3位に躍り出ました。特に大都市圏や若者層からの支持が厚く、衆議院選挙での躍進を裏付ける結果となりました。今回は、国民民主党の支持率急上昇の背景や今後の展望について詳しく解説します。
国民民主党支持率、5.5%に急増!その背景を探る
時事通信社が11月8日から11日にかけて実施した世論調査によると、国民民主党の支持率は前月比4.3ポイント増の5.5%を記録。自民党(20.0%)、立憲民主党(7.5%)に続き、第3位の支持率となりました。
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この急上昇の背景には、衆議院選挙での躍進が大きく影響していると考えられます。国民民主党は今回の選挙で議席を4倍に増やし、存在感を大きく高めました。特に東京23区と政令指定都市といった大都市圏では、立憲民主党を上回る支持を集めており、都市部での支持基盤の拡大が見て取れます。
若者層・大都市圏で支持拡大!その理由は?
今回の調査では、国民民主党の支持層を年代別・地域別で分析しています。18歳から29歳の若年層では10.3%と特に高い支持率を獲得しており、30代、50代でも立憲民主党を上回る結果となりました。一方、60歳以上では1.8%と低い支持率にとどまっています。
大都市圏においても、国民民主党は立憲民主党を上回る支持率を獲得。これらの結果から、国民民主党は若者層と大都市圏の住民を中心に支持を拡大していることが分かります。
政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「国民民主党は、現実的な政策提言や若者向けの政策を打ち出していることが、若年層からの支持を集めている要因の一つと考えられます。また、大都市圏では、既存の政党への不満が高まっている層を取り込んでいる可能性もあります」と分析しています。
国民民主党の今後の展望は?与党連携か野党共闘か
国民民主党の支持率上昇を受け、今後の政界における同党の立ち位置にも注目が集まっています。世論調査では、国民民主党がどの勢力と連携することを期待するかについても質問しています。結果は、「与党」35.1%、「野党」35.9%とほぼ拮抗しており、国民民主党支持層でも「与党」30.3%、「野党」42.4%と意見が分かれています。
今後の政局の行方によっては、国民民主党がキャスティングボードを握る可能性も出てきています。同党がどのような選択をするのか、今後の動向に注目が集まります。
まとめ:国民民主党の躍進は続くのか?
国民民主党の支持率急上昇は、衆議院選挙での躍進を裏付ける結果となりました。特に若者層や大都市圏からの支持が厚いことが明らかになり、今後の政界における同党の影響力拡大が予想されます。国民民主党が今後どのような政策を打ち出し、どの勢力と連携していくのか、引き続き注目していきましょう。