松本人志氏の訴訟騒動で揺れる芸能界。復帰は難航を極め、代役MCを務める千鳥・大悟氏への注目がさらに高まっている。果たして、大悟氏は“ポスト松本”の座を確実なものとするのだろうか。
松本人志、復帰は茨の道?スポンサーの拒否反応とコンプライアンス審査の壁
松本人志氏の訴訟取り下げを受け、テレビ復帰を模索する動きがあるものの、現実は厳しいようだ。酒席での出来事が発端であるだけに、酒類メーカーをはじめ、子ども向け商品や女性向け商品、自動車メーカーなど、多くのスポンサーが難色を示しているという。広告代理店関係者によれば、「番組に出すなら提供しない」という声も上がっているとのこと。性被害問題に詳しい弁護士も、訴訟の取り下げは性加害の事実を否定するものではなく、芸能界引退が当然との見解を示している。
松本人志
仮に復帰できたとしても、視聴者からの批判は避けられない。局内のコンプライアンス審査も難航が予想され、現在代役で継続している番組も打ち切りの可能性がある。新番組の立ち上げも困難となり、引退は避けられないとの見方が強まっている。過去の島田紳助氏のケースも想起される。
千鳥大悟、高い好感度と潜在視聴率で業界の寵児に
一方、松本人志氏の代役MCとして手腕を発揮している千鳥の大悟氏は、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。「初めから彼の方が良かった」という声も聞かれ、その評価はうなぎ上り。地上波レギュラー番組は13本と、休業前の松本人志氏を上回る人気ぶりだ。
番組制作会社プロデューサーによると、大悟氏はバラエティー番組の頂点に君臨していた松本人志氏をすでに追い抜いたと見ている。今回の訴訟騒動で松本人志氏のイメージはさらに悪化し、吉本興業も千鳥、かまいたちへとシフトチェンジしているという。
千鳥大悟
一見、強面で乱暴な物言いをする大悟氏だが、どこか憎めない愛嬌があり、好感度は高い。芸人・タレントの真の価値を示す潜在視聴率も吉本芸人の中でトップクラス。明石家さんま氏よりも高く、東京のキー局、大阪の準キー局のほぼすべてにレギュラー番組を持っている。
年末年始特番のMC起用で“ポスト松本”確定か?
もし、年末年始の大型特番でMCに起用されれば、大悟氏が“ポスト松本”の座を確実なものとするだろう。今後の活躍から目が離せない。
まとめ:大悟の時代到来か?
松本人志氏の凋落と時を同じくして、千鳥大悟氏の躍進が目覚ましい。潜在視聴率、レギュラー番組数、そして好感度、どれをとっても業界トップクラス。年末年始の特番MC起用が、大悟時代の幕開けとなるのか、今後の動向に注目が集まる。