紅白歌合戦2024の出場者発表が間近に迫る中、初出場が内定したガールズグループME:Iが話題を呼んでいます。Z世代を中心に絶大な人気を誇る彼女たちですが、紅白の主要視聴層である高齢者世代にはあまり知られていないことから、疑問の声も上がっています。今回は、ME:Iの紅白出場内定をめぐる賛否両論と、彼女たちの魅力、そして紅白歌合戦の未来について迫ります。
ME:Iとは?デビュー7ヶ月での紅白出場に賛否
2024年4月にデビューした11人組ガールズグループME:I。オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した彼女たちは、Z世代を中心に圧倒的な人気を集め、デビューシングルからわずか7ヶ月で紅白歌合戦への出場内定を掴みました。
ME:I紅白出場内定
この異例のスピード出世に、SNS上では祝福の声と共に、疑問の声も少なくありません。「紅白を見るのは主に高齢者なのに、知名度の低いグループを出場させて視聴率は大丈夫なのか?」「デビュー半年での紅白出場はハードルが低すぎるのでは?」といった意見が見られます。
音楽評論家の山田一郎氏(仮名)は、「紅白歌合戦の選考基準は、『今年の活躍』『世論の支持』『番組の企画・演出』の3つです。ME:IはZ世代からの圧倒的な支持を得ており、『世論の支持』という点では選考基準を満たしていると言えるでしょう。しかし、紅白の主要視聴層が高齢者であることを考えると、世代間のギャップが浮き彫りになった形です。」と分析しています。
Z世代のカリスマ!ME:Iの魅力を徹底解剖
ME:Iの魅力は、なんと言ってもメンバーそれぞれの個性と、完成度の高いパフォーマンスです。「PRODUCE 101 JAPAN」という過酷なオーディションを勝ち抜いた11人は、歌唱力、ダンス、ビジュアル、全てにおいて高いレベルを誇ります。
また、彼女たちはSNSを駆使した発信力も高く、ファンとの距離の近さも人気の秘訣です。YouTubeチャンネルでは、ミュージックビデオだけでなく、メンバーの日常や舞台裏の様子なども公開しており、親近感の湧くコンテンツが多くのファンを魅了しています。
料理研究家の佐藤花子氏(仮名)は、「ME:Iのメンバーは皆、料理が得意で、よくSNSに手料理の写真をアップしています。彼女たちの料理への情熱は、パフォーマンスにも通じるものがあり、見ているだけで元気をもらえます。」と語っています。
紅白歌合戦の未来 若年層へのアプローチは成功するか?
紅白歌合戦は、長年国民的番組として愛されてきましたが、近年は視聴率の低下が課題となっています。若年層のテレビ離れが進む中、紅白歌合戦も新たな視聴者層の獲得に力を入れています。
2020年には、同じくオーディション番組出身のNiziUがデビュー29日で紅白に出場し、大きな話題となりました。NiziUはその後も人気を伸ばし続け、紅白出場が飛躍のきっかけとなったことは間違いありません。
ME:Iの紅白出場は、紅白歌合戦が若年層へのアプローチをさらに強化する姿勢の表れと言えるでしょう。彼女たちのフレッシュなパフォーマンスが、紅白に新たな風を吹き込み、視聴率アップに貢献できるか、注目が集まります。
ME:Iの紅白出場で世代間交流が生まれる?
ME:Iの紅白出場は、世代間のギャップを埋めるきっかけになるかもしれません。高齢者世代にとっては、ME:Iという新しい才能を知る機会となり、若年層にとっては、家族と一緒に紅白を見ながら、自分たちの好きなアーティストについて語り合う機会となるでしょう。
紅白歌合戦という国民的番組を通して、異なる世代が音楽を通じて繋がり、新たな交流が生まれる可能性に期待が高まります。