菊池風磨の発言が再び波紋、「anan AWARD 2025」での冗談がファンの反感を買う

10月15日、東京都内で開催された「anan AWARD 2025」授賞式で、大賞を受賞した8人組アイドルグループtimeleszのメンバー菊池風磨さんの発言が物議を醸しています。この賞は雑誌『anan』が創刊50周年を記念して2020年に設立したもので、その年を象徴する“時の顔”を表彰するものです。華やかな舞台での喜びの一方で、菊池さんの言葉選びがファンからの厳しい批判に直面しています。

「anan AWARD 2025」大賞受賞とtimelesz新体制

「anan AWARD 2025」は、時代を象徴し活躍したスターを選出する栄誉ある賞です。今年はtimeleszが大賞を受賞したほか、俳優部門で今田美桜さん、スーパーアイドル部門でなにわ男子の大橋和也さんらが受賞しました。timeleszは、2025年2月に加入した寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝の5人を含む8人全員で授賞式に登壇。新体制となって初めての受賞に、メンバーは喜びを隠せない様子でした。特に菊池風磨さんは、2023年に個人で大賞を受賞した経験があり、「ひとりで受賞したときもすごくうれしかったのですが、グループで(賞を)とるのはひとしおの喜びがある」と、その感慨を語りました。

菊池風磨の「オーディションおかわり」発言が物議

授賞式で、菊池さんはグループの飛躍に繋がった「timelesz project」を振り返り、「楽しい日々だったので、もう1回やって16人組にしようかな」と冗談交じりに発言。この言葉は会場の笑いを誘ったものの、多くのファンの間で反感を買い、SNSを中心に厳しい声が上がっています。X(旧Twitter)では、「受かったメンバーにも落ちたメンバーにも敬意が無さすぎる」「本気で候補生の人生背負ってたらこんな軽はずみな発言は出来ないと思うし、冗談だとしても言葉選びが下手すぎて笑えない」といった意見が飛び交っています。数か月に及ぶオーディションを真剣に乗り越えてきた候補生や、新しく加わったメンバーに対する配慮が欠けているとの指摘です。

菊池風磨が「anan AWARD 2025」授賞式で発言菊池風磨が「anan AWARD 2025」授賞式で発言

過去の「炎上」と菊池の心境変化

菊池風磨さんはこれまでも、timeleszメンバーへの“容姿いじり”などが原因で炎上した経験があります。バラエティ番組などで高いお笑いスキルを発揮する菊池さんですが、時に過度な“内輪ノリ”と受け取られ、「配慮に欠ける」とファンから嫌悪感を持たれることも少なくありませんでした。菊池さん自身もこの状況を認識しており、自身のYouTubeチャンネル『よにのチャンネル』で「何をやってもたたかれる」と嘆く一幕もありました。今回の発言は、批判が落ち着きつつあった状況に、自ら再び油を注ぐ形となってしまいました。芸能ジャーナリストは、菊池さんの心境に変化が見られると指摘。「8月10日にアップされた『よにのチャンネル』の動画で、自ら批判について言及。発言に対して“燃えている”ことを予想したうえで、『僕らも、もう知らないです』『もう追う気もないというか』と、あきらめている様子でした」と語り、グループの注目度が上がる中で、ネットでの炎上を「有名税」と割り切り、開き直っている部分もあるのかもしれないとの見解を示しています。

timeleszメンバーの誕生日を祝う菊池風磨timeleszメンバーの誕生日を祝う菊池風磨

菊池さんの才能と人気は疑いようがありませんが、ファンが反感を買わないような姿勢を身につけることができれば、その活躍はさらに大きく飛躍する可能性を秘めているでしょう。

参考文献