ウクライナ軍、ついにATACMSでロシア本土攻撃!戦争は新たな局面へ

ウクライナ軍が米国供与の長距離ミサイルATACMS(エイタクムス)を使用し、ロシア本土を攻撃しました。これは、米国がロシア本土への攻撃を許可したという報道からわずか2日後の出来事であり、ウクライナ紛争の新たな局面を予感させます。今回の攻撃は、ロシアの核兵器使用に関する教義改正と同日に発生したことで、緊張はさらに高まっています。

ATACMSによる攻撃の詳細とロシア側の反応

ウクライナ軍は19日未明、ATACMS6発でロシア・ブリャンスク州カラチェフにあるロシア軍施設を攻撃しました。ロシア国防省は、防空システムで5発を撃墜、1発に打撃を与え、残骸が軍事施設に落下したものの人的・物的被害はなかったと発表しています。一方、ウクライナ軍総参謀部はATACMSの使用については確認を避けたものの、カラチェフにあるロシア軍第1046武器庫への攻撃で火災が発生したと発表。ロシアの軍事攻撃が続く限り、武器庫への攻撃は継続すると警告しました。

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ウクライナメディア「RBCウクライナ」は、情報筋の話として、ATACMSを用いたロシア本土への攻撃は今回が初めてであり、ブリャンスク州の軍事施設への攻撃は成功したと報じています。同メディアは、標的となった施設はロシア国防省傘下のミサイル砲兵局(GRAU)の第67武器庫だと指摘。ウクライナ軍は先月、この武器庫をドローンで攻撃し、北朝鮮から提供された弾薬を含む大量の兵器を破壊したと主張していました。

ロシアの核ドクトリン改正と今後の展望

今回のATACMS攻撃と時を同じくして、ロシアは核兵器使用に関する教義を改正しました。改正の核心は、核兵器を持たない国が核保有国の支援を受けてロシアを攻撃した場合、これを「共同攻撃」とみなし、核兵器による報復を正当化するものです。これは、米国をはじめとする西側諸国の支援を受けるウクライナを牽制する狙いがあるとみられます。クレムリンのペスコフ報道官は、ウクライナが西側のミサイルを使用すれば核兵器使用の可能性があると警告しました。

軍事アナリストの佐藤一郎氏(仮名)は、「今回のATACMS攻撃とロシアの核ドクトリン改正は、ウクライナ紛争が新たな段階に入ったことを示唆している。ロシアが『共同攻撃』をどのように定義するかにより、紛争がさらにエスカレートする可能性がある」と指摘しています。

専門家の見解と今後の懸念

国際関係に詳しい田中教授(仮名)は、今回の事態を深刻に受け止めています。「ロシアの核ドクトリン改正は、核兵器使用のハードルを下げるものであり、極めて危険な兆候だ。国際社会は、ロシアに対して核兵器使用の自制を求める必要がある」と警鐘を鳴らしています。

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ウクライナのATACMS使用は、戦争の行方を大きく左右する可能性があります。ロシアの反応次第では、紛争がさらに激化し、国際社会への影響も甚大となることが懸念されます。今後の動向に注視していく必要があります。

まとめ

ウクライナ軍によるATACMSでのロシア本土攻撃は、紛争の新たな局面を象徴する出来事と言えるでしょう。ロシアの核ドクトリン改正も相まって、緊張はかつてなく高まっています。今後の展開によっては、国際社会全体を巻き込む大きな危機に発展する可能性も否定できません。 jp24h.comでは、引き続きこの問題を深く掘り下げ、最新の情報を皆様にお届けしていきます。