マクドナルドで働く3世代家族の物語を通して、高齢化社会における働き方の変化を探ります。シニア世代の雇用に積極的なマクドナルドで、家族の絆とやりがいを感じながら働く山崎さん一家をご紹介します。
娘の働く姿がきっかけでマクドナルドへ
静岡県のマクドナルド沓谷店でシフトマネージャーとして働く山崎友美さん(48歳)は、2016年からここで働き始めました。きっかけは、特別支援学校を卒業した娘さんが先にここで働き始めたことでした。
「娘の仕事中の様子が気になって、よくお店に来ていたんです。すると店長から『一緒に働きませんか』と声をかけていただきました。」
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以前は放課後等デイサービスで働いていた山崎さん。支援が必要な子どもたちのサポートをしていました。店長からの誘いを受けたものの、最初は戸惑いもあったと言います。
「忙しそうだし、カタカナの横文字も多くて難しそうで、自分にできるか不安でした。でも、ちょうど転職を考えていた時期でもあり、娘が働き始めてから約1年後に入社しました。」
シフトマネージャーとして活躍、家族の絆も深まる
今では時間帯責任者であるシフトマネージャーとして、調理や接客など幅広く活躍しています。職場では「ママ」と呼ばれ、親しまれているそうです。
「娘とは別々に暮らしていますが、職場で定期的に会えるので安心です。」と山崎さんは笑顔で語ります。
高齢化社会と雇用:マクドナルドの取り組み
総務省によると、2024年9月の全国の就業者数は6814万人と、1年前より27万人増加。女性の就業者数は3108万人で、過去最多を記録しています。来年4月からは、企業に対し65歳までの定年引き上げや継続雇用制度の導入などが義務付けられます。
このような高齢化と人口減少が進む中で、マクドナルドはシニア世代の採用に積極的に取り組んでいます。アルバイト・パートスタッフであるクルーに定年を設けておらず、多様な世代が活躍できる環境を提供しています。
まとめ:多様な働き方が広がる未来へ
山崎さん一家の物語は、高齢化社会における新しい働き方の一つの形を示しています。マクドナルドのような企業の取り組みは、年齢に関わらず活躍できる社会の実現に貢献していると言えるでしょう。