韓国の結婚式で、参列者が黒などのダークカラーの服装をすることが、海外で大きな話題となっています。BLACKPINKのジェニーや、ソン・ヘギョなど著名人も「ブラックコーデ」で結婚式に出席した写真が拡散され、「葬式みたい」「結婚式に見えない」といった声が海外から上がっている一方で、韓国では新婦への配慮として広く受け入れられている文化であることが明らかになっています。今回は、この韓国独特の結婚式ファッション事情とその背景、そして意外な波紋について詳しく掘り下げていきます。
韓国の結婚式における「ブラックコーデ」:新婦への配慮が第一
韓国では、結婚式に参列する際、白以外の落ち着いた色の服装をすることが一般的です。特に黒やグレー、ネイビーなどのダークカラーが多く選ばれ、いわゆる「ブラックコーデ」が主流となっています。これは、純白のウェディングドレスを着る新婦を際立たせ、主役である新婦への配慮を示すためです。派手な服装は避け、新婦よりも目立つことを避けるのがマナーとされています。
alt=韓国の結婚式でブラックコーデの女性たち
ジェニーの「ブラックルック」が巻き起こした論争
BLACKPINKのジェニーが、知人の結婚式に黒のトップスと黒のパンツという「ブラックルック」で出席した写真がSNSで拡散され、海外のネットユーザーの間で大きな議論を巻き起こしました。「結婚式にふさわしくない」「葬式みたい」といった批判的な意見が殺到した一方、韓国のネットユーザーからは「新婦への配慮が行き届いている」「韓国では普通の光景」といった擁護の声も上がりました。
文化の違いが浮き彫りに
この一件は、国によって結婚式の服装に対する認識が大きく異なることを改めて示す結果となりました。韓国では新婦を尊重し、目立たない服装を選ぶ文化が根付いている一方で、華やかな服装で祝福ムードを盛り上げることを良しとする文化圏もあるため、誤解が生じやすいと言えるでしょう。
イ・ユビのピンクコーデ騒動:明るい色はNG?
ジェニーの件とは対照的に、俳優イ・ユビが妹の結婚式にピンクのセットアップで出席したことが、思わぬ騒動に発展しました。「新婦より目立っている」「配慮が足りない」といった批判が集中し、イ・ユビは後日テレビ番組で釈明する事態に追い込まれました。
alt=結婚式でピンクの服を着た女性
祝いの席での服装マナー:韓国と海外のギャップ
韓国では、結婚式は厳粛な場として捉えられており、華美な服装は敬遠される傾向にあります。特に、新婦よりも目立つ服装はマナー違反とされ、周囲から白い目で見られる可能性があります。 一方、海外では明るい色の服装で祝福の気持ちを表現することが一般的であり、国によって結婚式のドレスコードに大きな違いがあることが分かります。
まとめ:韓国の結婚式ファッションは「新婦中心主義」
韓国の結婚式では、新婦が主役であり、参列者は新婦を引き立てる脇役という考え方が浸透しています。そのため、黒などのダークカラーの服装が好まれ、新婦よりも目立つ服装は避けるのがマナーとされています。文化の違いを理解し、それぞれの国の慣習を尊重することが大切と言えるでしょう。