ガンダムの名シーンが、驚きのポージングでジオラマに!今回は、独自の解釈でガンプラを改造し、数々の話題作を生み出しているモデラー、猫マシンガン(@necome_titan)氏にインタビューを実施。制作秘話からガンプラ改造の魅力まで、たっぷり語っていただきました。
インスピレーションの源泉と制作へのこだわり
猫マシンガン氏の創作の原点は、再現したいシーンの徹底的な研究にあります。ネットやDVDで繰り返しシーンを確認し、イメージを膨らませることで、独自のアイデアが湧き出てくるそうです。そして、姿見の前でポーズを取りながら、再現したい形を固めていくというユニークな手法を用いています。
ジムがシャア専用ズゴックの攻撃をかわすジオラマ
胴体を伸ばすといった大胆な改造を実現するために、毎日試行錯誤を繰り返すとのこと。模型誌「ホビージャパン」編集長(仮名)も、「猫マシンガン氏の作品は、その独創的な発想と緻密な技術が融合した、まさに芸術作品と言えるでしょう。」と絶賛しています。
挑戦と試行錯誤の先に待つ達成感
制作過程で最も難しいのは、どの部分かを特定できないほど、すべての工程に難しさがあるとのこと。猫マシンガン氏は、単にかっこいいジオラマを作るのではなく、漫画的な表現を取り入れ、ユーモアあふれる作品を目指しています。そのため、常に「本当にこれでいいのか?」と自問自答を繰り返しながら、納得のいく表現を追求しています。
見せ方に行き詰まった時は、絵を描くことで新たな発想を得ることもあるそうです。この柔軟な思考と探究心が、猫マシンガン氏の作品に独自性を与えているのでしょう。
サフ吹き後のワクワク感と完成後の喜び
制作過程で最も楽しいのは、サフを吹いた後、おおよその完成形が見えてくる瞬間。この時点で「面白い」と感じられれば、作品は成功だと考えているそうです。X(旧Twitter)に写真をアップし、多くの「いいね」がつくと、さらにモチベーションが上がり、完成まで楽しい時間が続くとのこと。
ガンプラに命を吹き込む表現力
猫マシンガン氏は、すべての作品に思い入れがあると語ります。キット自体には表情がありませんが、関節の角度や立ち位置、ポーズによって、ガンダムやグフ、ズゴックたちの感情を表現できると考えているからです。セリフを書き込まずとも、感情やセリフがイメージできる表情が出せた作品は、特に強い思い入れがあるそうです。
無限の可能性を秘めたガンプラの世界
ガンプラは、胴体を曲線で伸ばしたり、真っ二つにしたり、表情をつけたりと、無限の可能性を秘めたキットだと猫マシンガン氏は言います。「食品サンプルアート協会」(仮称)の代表も、「食品サンプルと同様に、ガンプラも素材と技術があれば、想像力を形にすることができる素晴らしいツールです。」とコメントしています。
最初から「できない」と思わず、まずはやってみること、そして失敗から学ぶことが大切だと強調しています。今までにない表現方法を編み出し、それを再現できた時の喜びは、何物にも代えがたい達成感をもたらすそうです。
挑戦する心でガンプラの世界を広げよう
猫マシンガン氏の作品は、ガンプラに新たな可能性を見出す、刺激的な作品ばかりです。彼の情熱と創造力は、多くのモデラーにインスピレーションを与え、ガンプラの世界をさらに豊かにしていくことでしょう。あなたも、挑戦する心で、自分だけのガンプラの世界を広げてみませんか?