火葬場という場所は、人生の終着点。そこで働く職員は、故人の最期の旅路を見守る重要な役割を担っています。1万人ものご遺体を見送ってきた元火葬場職員、下駄華緒氏のYouTubeチャンネル「火葬場奇談」は、火葬場での驚くべき体験談で話題を呼び、漫画「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」(原案:下駄華緒/漫画:蓮古田二郎)としても人気を博しています。今回は、下駄氏が体験した数々の不思議な出来事の中から、水死体に関する衝撃的なエピソードをご紹介します。
水死体の火葬の様子
水死体の火葬と参列者の謎
下駄氏が担当したある50代男性のご遺体は、体格の良い水死体でした。しかし、参列者の数が少なく、下駄氏は違和感を覚えたといいます。火葬場職員は葬儀屋と違い、故人の詳細な情報は得られません。そのため、ご遺族の雰囲気や参列者の数から状況を推察することが重要になります。水死の場合、事故死か自殺かによって対応も変わってくるため、参列者の数は重要な手がかりとなります。自殺の場合、参列者はごく少数に限られることが多いからです。
水死体の資料
事故死?自殺? 謎を深める”水死”の文字
今回のご遺体に関しては、資料には「水死」としか記載されておらず、ご遺族の様子からも事故死か自殺か判断がつきませんでした。戸惑う下駄氏に、先輩職員が葬儀屋から聞いた情報として「事故死」だと教えてくれました。これで通常通りのお骨上げができると安堵した下駄氏でしたが、お骨上げの際に骨の説明を始めると、参列者の女性が突然悲鳴をあげたのです。一体何が起きたのでしょうか?
予想外の出来事
葬儀の専門家であるA氏(仮名)は、「水死の場合、死後硬直や腐敗の進行速度が異なるため、火葬の際に予期せぬ変化が起こる可能性がある」と指摘しています。水温や水質、死後経過時間など様々な要因が影響するため、火葬のプロセスにも変化が生じることがあるようです。
ご遺体
衝撃の真相とは…
一体、水死体から見つかった”ありえない骨”とは何だったのか?そして、参列者の女性が悲鳴を上げた理由とは?その衝撃の真相は、後編の記事で明らかになります。
続きは【後編:「水死」したご遺体から“あるはずのない骨”が…火葬場職員が心底震えた瞬間】をご覧ください。