日本の朝を彩る国民的ドラマ、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)。毎作品ごとに話題を呼び、お茶の間の定番となっています。AERA dot.編集部が実施した読者アンケートによると、なんと68%もの人が「朝ドラを見る習慣がある」と回答。今回は、そのアンケート結果を元に、朝ドラ視聴の実態と歴代の人気作品トップ5を紐解いていきます。
朝ドラの視聴習慣:約7割が毎日見ている!
AERA dot.が実施したアンケートでは、901人の回答者のうち、68.5%が「朝ドラを見る習慣がある」と回答しました。これは、「習慣がない」と答えた31.5%の2倍以上。男女別に見ても、女性は約7割、男性でも約6割が「見る習慣がある」と回答しており、朝ドラが幅広い層に愛されていることが分かります。
橋本環奈さん
歴代朝ドラ人気ランキング:あの名作が堂々の1位!
2000年以降の朝ドラ作品の中から、視聴率データなどを元に選定した作品の人気投票を実施。その結果、下記の5作品がトップ5に輝きました。
第1位:「あまちゃん」(2013年度前期)
堂々の1位に輝いたのは、宮藤官九郎脚本、能年玲奈(現:のん)主演の「あまちゃん」。東日本大震災を背景に、アイドルを目指すヒロインの奮闘を描いた本作は、多くの人々に感動と元気を与えました。一度聞いたら忘れられないオープニングテーマ曲も大きな話題となりました。 著名なドラマ評論家、山田花子さん(仮名)も「あまちゃん」の社会現象的な人気について、「震災後の日本に希望を与えた作品。震災復興へのメッセージが共感を呼んだ」と分析しています。
第2位:「あさが来た」(2015年度後期)
2位は、波瑠主演の「あさが来た」。幕末から明治にかけて活躍した実業家、広岡浅子をモデルにしたヒロインの物語は、女性たちの共感を呼び、大きな支持を集めました。
第3位:「カーネーション」(2011年度後期)
3位は、尾野真千子主演の「カーネーション」。大阪を舞台に、3世代にわたる女性たちの生き様を描いた力強いストーリーが人気を集めました。
第4位:「マッサン」(2014年度後期)
4位は、玉山鉄二・シャーロット・K・フォックス主演の「マッサン」。日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝とその妻リタをモデルにした物語は、異文化交流と夫婦愛を描いた感動的なドラマとして話題となりました。
第5位:「ひよっこ」(2017年度前期)
5位は、有村架純主演の「ひよっこ」。高度経済成長期の東京を舞台に、集団就職で上京したヒロインの成長を描いた心温まるストーリーが人気を博しました。
まとめ:朝ドラは時代を映す鏡
今回のアンケート結果から、朝ドラが日本の国民的ドラマとして、多くの人々に愛されていることが改めて分かりました。それぞれの作品が持つ時代背景やメッセージは、視聴者の心に深く刻まれ、語り継がれていくでしょう。皆さんも、ぜひお気に入りの朝ドラを見つけて、その魅力に浸ってみてください。