ソウルをはじめとする首都圏に11月としては異例の大雪が降り、交通機関に大きな影響が出ています。この記事では、最新の積雪状況や今後の天気予報、そして大雪への備えについて詳しくお伝えします。
記録的な積雪、交通への影響深刻化
27日朝、ソウルでは今冬初の積雪を観測。平年より6日、昨年より9日遅い初雪となりましたが、その量は観測史上稀に見るほど。午前6時の時点で、ソウルではすでに14.9cmの積雪を記録し、江北区や京畿道楊平郡では19.1cmに達するなど、各地で記録的な数値となっています。
altソウル市内の積雪状況
この大雪の影響で、通勤ラッシュ時の交通機関は大混乱に。道路は雪で覆われ、スリップ事故も多発していることから、ソウル市は市民に対し、公共交通機関の利用と歩行時の注意を呼びかけています。 韓国気象庁も「路面凍結による転倒事故に注意が必要」と警鐘を鳴らしています。
大雪警報発令!さらなる積雪と厳しい寒さに警戒を
気象庁によると、この大雪は28日にかけても続き、首都圏を中心にさらに積雪が増える見込みです。ソウルでは最大10cm以上、京畿道南部内陸や北東内陸では最大20cm以上、江原道では最大30cm以上の積雪が予想されており、交通機関への影響はさらに深刻化すると懸念されています。
今後の天気予報と注意点
28日午前までは全国的に雨か雪が降り、江原道や慶尚北道内陸では午後まで、京畿道南部では深夜まで続く見込み。忠清道、全羅道、済州島など南部地方では29日深夜まで雪が続く可能性があります。
気温も氷点下となり、厳しい寒さが予想されています。特に江原道内陸・山間部では氷点下5度以下まで冷え込む見込み。風も強く、体感温度はさらに低くなるため、防寒対策を万全にするよう心がけましょう。
気象庁関係者は「急激な気温変化による免疫力低下など、健康管理にも十分注意してほしい」と呼びかけています。
専門家の声:大雪への備えを万全に
料理研究家の佐藤恵美さんは、「このような大雪の際には、自宅での備蓄が重要です。非常食や飲料水、懐中電灯などを準備しておきましょう。また、停電の可能性も考慮し、モバイルバッテリーなども用意しておくと安心です」とアドバイスしています。
まとめ:安全第一に行動を
今回の大雪は、交通機関だけでなく、日常生活にも大きな影響を与える可能性があります。 不要不急の外出は控え、最新の気象情報を確認しながら、安全第一に行動しましょう。