ソウルをはじめとする韓国各地で11月としては観測史上最大の記録的な大雪に見舞われました。交通機関が麻痺する中、ある男性がとった行動が話題となっています。なんと、スキーで通勤・通学したのです!
元スキー韓国代表、雪道を颯爽と滑走!
龍仁市で目撃されたのは、スキーで道路脇を滑る男性の姿。彼は元韓国代表スキー選手で、現在は高校の体育教師を務めるキム・ジョンミンさん。バスでの通勤が困難なほどの積雪だったため、スキーで移動することを決意したといいます。
スキーで移動するキム・ジョンミンさん
キムさんは、「バスで行こうとしましたが、雪が多すぎてスキーの方が早いと思いました。到着まで1時間半ほどかかりました」と語っています。この驚きの行動は、韓国メディアでも大きく取り上げられました。まるで映画のワンシーンのような光景に、SNS上でも驚きの声が上がっています。
ソウルでは115年ぶりの大雪!各地で被害続出
韓国気象庁によると、首都ソウルでは28日朝8時時点で28.6センチの積雪を観測。これは1907年の観測開始以来、11月としては最大の歴史的大雪となりました。
ソウルの積雪
この記録的な大雪の影響は深刻で、各地で交通機関が麻痺。車50台以上が絡む玉突き事故も発生するなど、被害が相次いでいます。本格的な冬を前に、予期せぬ大雪に見舞われた韓国。今後の雪への備えが課題となっています。
交通麻痺、市民生活に大きな影響
大雪の影響で、多くの市民の日常生活にも大きな支障が出ています。電車やバスの遅延、欠航が相次ぎ、通勤・通学に苦労する人々の姿が見られました。また、道路の凍結によるスリップ事故も多発しており、注意が呼びかけられています。
韓国料理研究家のパク・ソヨンさん(仮名)は、「こんな大雪は経験したことがありません。買い物に行くのも一苦労です。温かいチゲ鍋を食べて、この寒さを乗り切りたいですね」と話しています。
記録的大雪、今後の対策は?
今回の記録的大雪は、韓国の防災体制の課題を浮き彫りにしました。専門家からは、今後の雪対策の強化が必要との声が上がっています。除雪体制の強化はもちろんのこと、市民への情報提供の迅速化、交通機関の代替手段の確保など、多角的な対策が求められています。