朝ドラ「おむすび」視聴率低迷の謎:脚本の雑さに視聴者離れ加速?

NHKの朝ドラ「おむすび」が、初回の高視聴率とは裏腹に、視聴率低迷にあえいでいます。一体何が問題なのでしょうか? この記事では、視聴者離れの原因を探り、今後の展開に迫ります。

脚本の粗さが露呈?視聴者の不満爆発

「おむすび」の視聴率低迷の大きな原因として、脚本の雑さが指摘されています。視聴者からは、「橋本環奈の無駄遣い」「つまらなくて脱落」といった厳しい声が上がっており、SNS上でも批判的なコメントが多数見られます。

橋本環奈橋本環奈

従来の朝ドラのような家族の温かい描写が薄く、主人公・米田結の母・愛子のスケバン時代や、父・聖人の移住理由など、重要な背景が説明不足のまま物語が進行しています。ドラマウォッチャーのくのいちこ氏は、「家族の描写が薄く、従来の朝ドラにあるホームドラマのような楽しみがない」と指摘しています。

唐突な展開に視聴者困惑

結が栄養士を目指すきっかけも唐突で、視聴者は置いてけぼりになっています。第7週から野球部の四ツ木翔也に弁当を作り始め、突然栄養士を目指すと言い出す展開には、多くの視聴者が疑問を抱いています。くのいちこ氏は、「もっと前から料理に関心があるような描写があれば納得できるが、行動が唐突すぎる」と述べています。

佐野勇斗と橋本環奈佐野勇斗と橋本環奈

高校時代も、1ヶ月半かけて描いたギャル時代から、わずか3日間で高校3年生へと急展開。この唐突な時間経過に、視聴者からは「いきなり2年経過したぞ…」「脚本が雑すぎる」といった批判が殺到しています。高校時代の2年間は人格形成において重要な時期であり、栄養士を目指すきっかけとなる出来事を描く絶好の機会だったはずです。

栄養士編も問題山積み?

神戸の栄養専門学校に進学した結ですが、調理実習での厚化粧やネイルなど、常識を欠いた行動が描かれ、視聴者からは「ただのバカみたい」といった厳しい意見が出ています。ギャル時代とのギャップを活かすことなく、単に主人公を滑稽に見せるだけの演出に、視聴者は失望感を募らせているようです。

「ちむどんどん」で盛り上がった反省会も、「おむすび」ではほとんど見られない状況です。「ちむどんどん」は、その破天荒な展開に「どこまでひどくなるのか」という一種の期待感がありましたが、「おむすび」にはそのようなインパクトがなく、視聴者をつなぎとめる要素が不足しているようです。

舞台は神戸に移り、本格的に栄養士を目指す結。今後の展開で視聴者離れに歯止めをかけられるのか、注目が集まります。