人生100年時代と言われる現代、老後をどのように過ごすかは重要なテーマです。老後を不安に感じる方もいるかもしれませんが、元伊藤忠商事会長であり、民間人初の中国大使を務めた丹羽宇一郎氏は85歳を迎えた今もなお現役で活躍し、老後を謳歌しています。本記事では、丹羽氏の著書『老いた今だから』を参考に、充実したセカンドライフを送るためのヒントをご紹介します。
老後は時間を持て余す? そんなことはありません!
alt 元伊藤忠商事会長・丹羽宇一郎氏
多くの人が「定年後は毎日が日曜日」と想像し、時間を持て余すことを心配しています。しかし、丹羽氏のように充実した老後を送る人にとって、時間はむしろ足りないもの。毎日をワクワクしながら過ごしているのです。 実際、趣味や社会貢献、学びなど、老後にできることはたくさんあります。
老後を充実させるための3つのポイント
では、どのように老後を充実させれば良いのでしょうか? ここでは3つのポイントをご紹介します。
1. 働く喜び:継続雇用、再雇用、フリーランス
alt シニア世代の就労イメージ
定年後も働き続けることは、経済的な安定だけでなく、社会との繋がりを維持するためにも重要です。継続雇用や再雇用制度を利用したり、フリーランスとして自分のスキルを活かすなど、様々な選択肢があります。例えば、長年の経験を活かしてコンサルタントとして活躍したり、得意な分野で講師を務めることも可能です。
2. 新たなコミュニティへの参加:地域活動、ボランティア、趣味仲間
地域活動やボランティア活動に参加することで、社会貢献しながら新たな人間関係を築くことができます。また、趣味のサークルや教室に参加すれば、共通の趣味を持つ仲間と交流し、刺激的な毎日を送ることができるでしょう。料理教室、写真サークル、コーラスグループなど、選択肢は無限です。オンラインコミュニティに参加するのも良いでしょう。
3. 学び続ける:生涯学習、資格取得、情報発信
老後は、若い頃にできなかった勉強や趣味に挑戦する絶好の機会です。大学や専門学校に通ったり、資格取得を目指したり、オンライン講座を受講するなど、様々な方法で学び続けることができます。学んだことをブログやSNSで発信すれば、さらに世界が広がるでしょう。 料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「新しい料理を学ぶことで、毎日が楽しくなりました。自分のレシピをブログで公開することで、多くの人と繋がることができ、やりがいを感じています」と語っています。
自分らしい老後をデザインしよう
人生100年時代、老後も人生の大切な一部です。丹羽氏のように、老後を充実させるためには、自分自身のライフスタイルを積極的にデザインしていくことが重要です。働き方、コミュニティへの参加、学びなど、様々な選択肢の中から、自分に合った方法を見つけ、ワクワクする毎日を送りましょう。