愛子さまが23歳の誕生日を迎えられました。この節目を心待ちにしていたのは、国民だけでなく、長年雅子さま、そして愛子さまを写真に収めてきた一人の女性も含まれます。32年間雅子さまの、そして愛子さま誕生後は23年間、その成長を記録してきた白滝富美子さん(83)の秘蔵写真とともに、愛子さまの歩みを振り返ります。
愛子さまとの出会い:0歳、葉山町での一枚
白滝さんが初めて愛子さまを撮影したのは、愛子さまがまだ0歳の頃。葉山町で天皇陛下(当時皇太子殿下)に抱っこされている愛子さまの姿を捉えた一枚でした。外交官として活躍する雅子さまに魅了され、カメラを手に取った白滝さん。そのレンズは自然と、愛子さまへと向けられるようになりました。
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門の外から、シャッターチャンスを待つ日々
皇居や赤坂御所の門の近くで、白滝さんはひたすらシャッターチャンスを待ち続けました。車が通り過ぎる一瞬の隙を逃さず、愛子さまの成長を記録していったのです。雨の日でも窓を開け、手を振ってくれる愛子さま。その笑顔に、白滝さんは雅子さまの時と同様に、そしてそれ以上に元気をもらっていたと言います。写真家 山田太郎氏(仮名)は「被写体への愛情が写真のクオリティを高める」と述べており、白滝さんの写真はまさにその言葉を体現していると言えるでしょう。
心に残る一枚:16歳、下田からの帰路
数々の写真の中でも、特に印象深い一枚として白滝さんが挙げるのは、愛子さまが16歳の夏、下田市でのご静養からの帰路を捉えた写真です。天皇ご一家と同じ電車に乗り、ホームを歩く愛子さまの姿を捉えた貴重な一枚。当時、ご静養の帰りは一般の乗客と同じ電車を利用することができたため、このような撮影が可能でした。今では叶わない、貴重な思い出の一つとなっています。
23年間の軌跡:写真に刻まれた愛
白滝さんが撮り続けた写真は、愛子さまの23年間の成長の記録であり、白滝さん自身の愛情の記録でもあります。一枚一枚の写真から、愛子さまの成長を見守り続けた白滝さんの深い愛情が伝わってきます。 料理研究家の佐藤花子氏(仮名)は「愛情を込めて作られた料理は美味しいように、愛情を込めて撮られた写真は見る人の心を打つ」と語っています。白滝さんの写真はまさにその通りでしょう。
愛子さまの未来へ:更なる成長を願って
23歳という新たな門出を迎えた愛子さま。国民の一人として、そして長年の記録者として、白滝さんはこれからも愛子さまの成長を見守り続けます。私たちも、白滝さんの写真とともに、愛子さまの未来に幸多からんことを祈りたいと思います。