「BE TOGETHER」の大ヒットで一世を風靡した歌手の鈴木亜美さんと、元モーニング娘。の後藤真希さん。共に90年代後半を彩った2人の歌姫ですが、実は意外な出会い秘話があることをご存知でしょうか?TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」での2人の対談を元に、2人の出会いから現在に至るまでの軌跡を辿ります。
オーディション秘話:後藤真希が鈴木亜美の楽曲で勝負?!
2人は共に人気オーディション番組「ASAYAN」出身。鈴木亜美さんが1998年、後藤真希さんが1999年にデビューと、まさに1年違いの同期です。しかし、後藤さんはオーディション当時、鈴木さんの出演していた「ASAYAN」を全く見ていなかったというから驚きです。
鈴木亜美と後藤真希
なんと、後藤さんは鈴木さんの大ヒット曲「BE TOGETHER」に魅了され、そのCDを購入。そして、なんとその「BE TOGETHER」を歌ってオーディションを受けたというのです!当時の審査員、つんく♂さんの前で、小室哲哉さん作曲の楽曲を歌うとは…まさに大胆不敵な挑戦でした。
このエピソードに鈴木亜美さんも驚きを隠せません。当時、小室ファミリーとつんく♂さんのプロデュースはライバル関係にあり、タブーとされていたからです。しかし、後藤さんのパフォーマンスを見た鈴木さんは、その可愛らしさと「BE TOGETHER」を歌う姿に一目惚れ。合格を心から喜んだそうです。
世間の反応と鈴木亜美の想い
後藤真希さんの大胆な選曲は、世間を驚かせました。多くの人が彼女の度胸と根性に感銘を受けたことでしょう。鈴木亜美さん自身も、後藤さんの才能と勇気に感動し、ずっと応援したいと思ったそうです。
初共演は映画「レッドクリフ」のイベント!リムジンの中の気まずい沈黙…
オーディション後、2人が共演する機会はなかなかありませんでした。初めて一緒に仕事をしたのは、2008年の映画「レッドクリフ」のイベント。リムジンに同乗して登場することになったものの、それまでほとんど接点がなかった2人は、車内で気まずい沈黙に包まれたそうです。当時の緊張した様子を振り返り、2人は懐かしそうに笑い合っていました。
後藤真希
距離を縮めたきっかけ
その後、a-nationのリハーサルで写真を一緒に撮ったり、イベントで顔を合わせるうちに徐々に距離が縮まっていった2人。決定的なきっかけとなったのは、同じスタッフ、マネージャーが担当することになったことでした。この偶然の出会いが、現在の2人の深い絆を築く大きな要因となったようです。
現在の深い絆:トークツアーなどでも共演
現在では、トークツアーなどでも共演するほど親密になった鈴木亜美さんと後藤真希さん。2人の出会いはまさに運命的なものでした。異なる道を歩みながらも、音楽という共通言語で繋がった2人の歌姫。今後の活躍にも期待が高まります。