【釣りYouTuber渥美拓馬引退】人生の新たなステージへ!釣りへの情熱と未来への挑戦

釣りYouTuberとして活躍してきた渥美拓馬さんが、YouTuber引退を発表しました。50万人以上の登録者を持つ人気YouTuberがなぜ引退を決意したのか、その背景や今後の活動、そして古参YouTuberの「引き際」について探ります。

登録者50万人超えの人気YouTuber、引退の決断

渥美さんは12月1日に投稿した動画で、YouTuberとしての引退を宣言。「もっと有名になりたい、登録者数を増やしたいという気持ちは全くない」と語り、自身のチャンネル登録者数50万人超という数字についても「自分にはおかしい」と率直な思いを明かしました。 「話が面白いわけでも、才能があるわけでも、ルックスがいいわけでもない」と自虐的に語りながらも、これまでの成功は「運」だと謙虚に振り返っています。

渥美拓馬さんのYouTube動画サムネイル渥美拓馬さんのYouTube動画サムネイル

YouTube黎明期から活躍、そして転機

渥美さんはYouTube黎明期、ヒカキンさんやMEGWINさんなど、ごく限られたクリエイターしかいなかった時代から釣り動画を投稿していました。収益化以前から、純粋に釣りと動画制作を楽しんでいたそうです。仲間にも恵まれ、きまぐれクックさんやへんな魚おじさんのような、釣り・魚関連の動画クリエイターたちと交流を深めながら活動を続けてきました。

しかし、2019年9月、スペイン遠征出発前日に急性前骨髄球性白血病と診断され緊急入院。この大病が渥美さんの人生の転機となりました。2020年5月に退院後、「自分の体が資本の活動は危険」と感じるようになり、動画投稿頻度は減少。一方で、釣具会社設立や投資など新たな挑戦を始め、YouTuberとしての活動以外でも生活できる基盤を築きました。

「好きなことをするために引退」新たな夢への挑戦

かつてYouTubeは「好きなことで、生きていく」というキャッチコピーで注目を集めました。渥美さんも大好きな釣りをコンテンツ化し、釣具会社を設立するまでに至りましたが、引退を決意した理由について「何もしていなかったらもったいない。体が元気なうちに、興味のあること、好きなことをやっていきたい」と語っています。

釣りをする渥美拓馬さん釣りをする渥美拓馬さん

YouTuber引退後も釣りへの情熱は継続

引退後も動画投稿が完全にゼロになるわけではないとのこと。「本当に自分が興味を持った時だけ動画を撮る」と語り、収益に関係なく、純粋に楽しいと思えるものを撮影・投稿していくそうです。

古参YouTuberの新たなフェーズ、人生を充実させるための選択

渥美さんのように、長年YouTubeで活躍してきたクリエイターが新たなフェーズへと進むケースが増えています。例えば、活動歴13年のサグワさんも、ショートコンテンツへの注力などを理由にYouTube卒業を発表しました。動画市場の変化の中で、様々な事業で足場を固めてきた人気クリエイターたちが、新たな道へと歩み出しているのです。

渥美さんの「人生は一度きり」という言葉は、実績を積んだクリエイターが、好きなこと、興味のあることを追求し、健康に気を配りながら生きていく決意の表れと言えるでしょう。 古参YouTuberの引退は、必ずしも終わりではなく、人生をより充実させるための新たなステップなのかもしれません。