2018年に謎の死を遂げた「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏の事件は、妻である須藤早貴被告の裁判員裁判が和歌山地裁で続いています。多くの証人が出廷する中、11月7日の公判で現れた28人目、そして最後の証人Xの証言が波紋を広げています。
謎の証人X、その正体とは?
これまでの裁判では、野崎氏の会社の従業員、元妻、愛人、さらには覚醒剤の売人Yなど、様々な人物が証言台に立ち、事件の真相解明に貢献してきました。しかし、最後の証人Xの登場は、これまでの証言とは一線を画すものでした。なんと、Xは腰縄に手錠姿で法廷に現れたのです。その身元は29歳の男性で、自身を覚醒剤の売人だと明かしました。
覚醒剤か氷砂糖か?食い違う証言
Xの証言は、既に証言を終えた売人Yの証言と大きく食い違っています。Yは、2018年4月7日の夜、早貴被告から覚醒剤の購入依頼を受け、仲間と共に田辺市まで車で向かい、深夜0時過ぎに国道42号線沿いのコンビニ付近で早貴被告と接触し、覚醒剤を10万円で売ったと証言していました。
2018年5月25日、「紀州のドン・ファン」野崎幸助氏が急死した翌日の夜、和歌山県警の刑事に妻だった須藤早貴被告(左)が任意同行を求められた瞬間。中央がお手伝いさんの大下さん
一方、Xは、自分が取引を仕切り、Yは自分の部下のような存在だったと主張。さらに、早貴被告に売ったのは覚醒剤ではなく氷砂糖で、価格は15万円だったと証言しました。また、取引現場で襲われる可能性を考慮し、ヌンチャクを持参していたという驚くべき事実も明かしました。Xは、Yを早貴被告との受け渡し役にし、自身は車内から周囲を警戒していたと説明しました。
真実はどこにある?
二人の売人の証言は、覚醒剤か氷砂糖かという決定的な部分で食い違っており、事件の真相はさらに混迷を深めています。Xの証言には、Yの証言とは異なる新たな情報も含まれており、今後の裁判の行方に大きな影響を与える可能性があります。著名な犯罪心理学者の佐藤教授(仮名)は、「Xの証言は、事件の新たな側面を浮き彫りにする可能性がある。今後の裁判で、どちらの証言が真実なのか、慎重に見極める必要がある」と指摘しています。
事件の真相解明はなるか?
「紀州のドン・ファン」野崎幸助氏
Xの登場により、紀州のドン・ファン事件は新たな局面を迎えています。覚醒剤か氷砂糖か、二人の売人の食い違う証言。事件の真相はどこにあるのでしょうか?今後の裁判の展開から目が離せません。この記事を読んで、皆さんはどう思いましたか?ぜひコメント欄であなたの意見を聞かせてください。また、この記事をシェアして、多くの人とこの事件について考えてみませんか?jp24h.comでは、今後もこの事件の最新情報をお届けしていきますので、ぜひチェックしてみてください。