BS松竹東急(BS260ch)が、石原裕次郎さんの生誕90年を記念した特別企画「生誕90年 永遠の挑戦者 石原裕次郎特集」を12月17日(火)から放送開始します。 “日活のスター”として、そして「太陽にほえろ!」「西部警察」といった国民的ドラマで活躍した石原裕次郎さんの魅力が詰まった5作品を5夜連続で一挙放送! 今回は、各作品の見どころを詳しくご紹介します。
黒部の太陽:男たちの壮絶なドラマと迫力の映像美 (12月21日放送)
黒部の太陽の画像
1968年公開の「黒部の太陽」は、黒部ダム建設という壮大なプロジェクトに命を懸けた男たちの物語。171名もの殉職者を出した7年間の工事、山崩れや水漏れといった困難、そして主人公たちの家族の苦悩など、様々な人間ドラマが描かれています。石原プロと三船プロの協業、そして関西電力と日活の協力により実現した本作は、莫大な製作費と時間を投じて撮影されました。10秒に420トンという驚異的な水流の中での演技は圧巻です。黒部ダム建設の舞台裏をリアルに描いた本作は、まさに日本映画史に残る名作と言えるでしょう。
富士山頂:極限の環境での挑戦と男たちの熱い絆 (12月17日放送)
富士山頂にレーダー基地を建設するという、過酷なプロジェクトに挑む男たちの姿を描いた「富士山頂」(1970年)。高山病や暴風雨といった厳しい環境の中、レーダー設置という夢の実現に向けて奮闘する男たちの熱いドラマが展開されます。新田次郎氏の小説を原作とした本作は、自然の脅威と戦いながらも諦めずに挑戦する人間の強さを描いた感動巨編です。
ある兵士の賭け:戦争と人間性、そして感動のヒューマンドラマ (12月18日放送)
石原裕次郎さんの画像
「ある兵士の賭け」(1970年)は、朝鮮戦争を背景に、報道カメラマンとアメリカ軍大尉の対立を通して、戦争と人間の本質に迫るヒューマンドラマ。実話を基にしたストーリーは、戦争の残酷さと人間の尊厳を深く考えさせられます。三船敏郎さん、新珠三千代さんといった豪華キャストの共演も見逃せません。
甦える大地:鹿島開発の物語と未来への希望 (12月19日放送)
戦後最大の開発と言われた鹿島コンビナートの誕生秘話を描いた「甦える大地」(1971年)。水害に悩まされてきた鹿島を一大工業地帯へと変貌させるべく奮闘する男たちの姿を描きます。石原裕次郎さん、三國連太郎さん、渡哲也さんといった豪華俳優陣が、鹿島開発に情熱を注ぐ男たちを熱演。未来への希望を胸に、困難に立ち向かう人々の姿に心を打たれることでしょう。
栄光への5000キロ:サファリラリーへの挑戦と勝利への執念 (12月20日放送)
過酷なサファリラリーに挑むレーサーを描いた「栄光への5000キロ」(1969年)。日産チームのサファリラリー優勝という実話を基に、レースの過酷さと勝利への執念を描きます。石原裕次郎さん、三船敏郎さん、仲代達矢さんら実力派俳優の共演に加え、元レーシングドライバーの高橋国光さん、北野元さんの参加により、リアルなレースシーンが実現しました。
この5作品は、いずれも石原裕次郎さんの魅力が存分に発揮された名作揃い。BS松竹東急での放送をぜひお見逃しなく!