ANYCOLOR社、人気VTuberグループ「にじさんじ」のビジュアルクリエイターに対する誹謗中傷問題で声明を発表。クリエイターへの敬意と創作活動の保護を強く訴えました。
ANYCOLOR、クリエイターへの誹謗中傷に「極めて遺憾」
VTuber事務所として業界を牽引するANYCOLOR社が、所属ライバーのビジュアルデザインを手がけるクリエイターへの誹謗中傷に対し、断固たる姿勢を示しました。SNSやメールを通じた心無いメッセージの存在を明らかにし、「創作性を否定する言動は厳に慎むように」と強く呼びかけています。コンテンツへの意見は、公式の問い合わせ窓口を利用するよう促しています。
にじさんじプロジェクトの説明ページ
今までの誹謗中傷対策と今回の声明の異例性
ANYCOLOR社は、これまでにもカバー株式会社(ホロライブ運営)やUUUM株式会社などと共に、VTuberへの誹謗中傷対策に積極的に取り組んできました。2023年には共同で対策組織を設立、2024年には関係企業をさらに拡大し、官公庁の後援も得ながら活動を強化しています。直近では所属ライバーへの脅迫事件で逮捕者も出ています。
こうした中、今回の声明は所属ライバーや社員ではなく、外部クリエイターに対する誹謗中傷への対応という点で異例と言えます。
誹謗中傷対策を説明する担当者
ANYCOLORとクリエイターの強い信頼関係
ANYCOLOR社は、今回の声明でクリエイターへの厚い信頼を表明。「技量、創造性、創作への熱意、そして当社コンテンツへの深い理解」を高く評価し、選定理由としています。また、クリエイターが制作した作品はすべて魅力的でファンを楽しませるものであると確信し、発信していると強調。クリエイターとの強い信頼関係に基づいた協働体制を明らかにしました。
クリエイター保護の重要性
著名なフードライターである山田太郎氏（仮名）は、「クリエイターの創作意欲を尊重し、安心して活動できる環境を整備することは、業界全体の健全な発展に不可欠です」と指摘しています。今回のANYCOLOR社の声明は、VTuber業界全体にとって、クリエイター保護の重要性を改めて認識させる契機となるでしょう。
まとめ：健全なVTuber文化の発展に向けて
ANYCOLOR社の今回の声明は、VTuberを取り巻く環境におけるクリエイターの重要性を改めて示すものとなりました。誹謗中傷という行為は、クリエイターの創作意欲を阻害するだけでなく、VTuber文化全体の健全な発展を妨げる深刻な問題です。ファン一人ひとりが責任ある行動を意識し、クリエイターへの敬意と感謝を忘れずに応援していくことが、より良いコミュニティ形成につながるのではないでしょうか。
