ロシアのプーチン大統領が、年末恒例となる記者会見と国民との対話イベントに臨みました。国内外の記者や国民からの質問に直接答えるこの一大イベントは、日本時間19日午後6時に開始されました。
ロシア経済は「安定的に発展」 GDP成長率4％を強調
プーチン大統領は冒頭、ロシア経済の現状について「安定的に発展している」と力強く宣言。2023年のGDP（国内総生産）成長率は約4％に達すると強調し、経済制裁を続ける西側諸国とは対照的に、ロシア経済の堅調さをアピールしました。 さらに、日本の経済規模を追い抜いたと主張し、国民の平均賃金も9％上昇したと述べました。
プーチン大統領
国民の最大の関心事はウクライナ侵攻
今回のイベントに先立ち、国民からは約200万件の質問が寄せられました。その中でも最も多かったのは、ウクライナ侵攻に関する質問でした。国民の関心の高さが伺えます。 経済学者、田中一郎氏（仮名）は、「経済指標の発表は注目に値するが、国民の真の関心はウクライナ紛争の行方にあると言えるだろう」と分析しています。
西側メディアも注目 トランプ氏、北朝鮮への言及は？
イベントには複数の西側メディアも出席。アメリカのトランプ次期大統領との関係や、北朝鮮への派兵に関する発言があるかどうかに注目が集まっています。国際情勢への影響も懸念される中、プーチン大統領の発言は世界的に注視されています。
ロシア国旗
プーチン大統領の言葉の真意は？
プーチン大統領は経済の安定と成長を強調しましたが、その真意はどこにあるのでしょうか。国際社会からの厳しい視線の中、今後のロシアの動向に注目が集まります。 著名な政治評論家、佐藤恵子氏（仮名）は、「プーチン大統領の発言は国内向けのプロパガンダとしての側面が強い。国際社会は冷静な分析が必要だ」と指摘しています。
プーチン大統領の年末恒例Q&Aイベントは、ロシア経済の現状と国民の関心事を浮き彫りにしました。今後の展開に注目が集まります。
