2024年「大人げない発言」大賞!政治家編の迷言を振り返る

2024年も終わりに近づき、様々な出来事が起こりましたが、中でも記憶に残るのは、政治家たちの「大人げない発言」の数々。時に呆れ、時に怒りを感じさせられたこれらの発言は、時代の空気を反映しているとも言えます。この記事では、2024年の政治家による「大人げない発言」を振り返り、その背景や意味を考えてみます。

麻生太郎氏の発言に見るジェンダーバイアス

「大人げない発言」の常連といえば、自民党の麻生太郎氏。1月の講演で、上川陽子外相のアメリカ訪問について、「そんなに美しい方とは言わんけれども、このおばさんやるねえと思った」と発言しました。

麻生太郎氏の街頭演説の様子麻生太郎氏の街頭演説の様子

一見褒めているように聞こえますが、「そんなに美しい方とは言わんけれども」という前置きや「このおばさん」という表現は、女性に対する無意識のバイアスを感じさせます。「俺たちから見てても」というフレーズも、男性優位な視点を感じさせ、現代社会のジェンダー意識とはかけ離れています。 著名な料理研究家、山田花子先生も「このような発言は、女性が社会進出していく上で大きな壁となる可能性がある」と指摘しています。(※山田花子先生は架空の人物です)

この発言は、単なる「大人げない」を通り越し、根深いジェンダーバイアスを露呈したと言えるのではないでしょうか。

斎藤元彦兵庫県知事の「道義的責任」発言

9月の兵庫県議会百条委員会で、斎藤元彦知事は、公益通報の取り扱いと元県民局長の死について問われ、「道義的責任というのが何かというのが私はわからない」と発言しました。

この発言は、責任逃れとも取れる発言として大きな波紋を呼びました。政治における倫理観や責任感とは何かを改めて考えさせられる出来事となりました。政治ジャーナリストの佐藤一郎氏も「この発言は、政治家としての責任感の欠如を示すものであり、有権者への裏切り行為だ」と厳しく批判しています。(※佐藤一郎氏は架空の人物です)

再選を果たした斎藤知事ですが、この発言は今後も尾を引き続けるでしょう。

大人げない発言から見えるもの

これらの発言は、政治家個人の問題にとどまらず、日本の政治文化や社会全体の意識を反映していると言えるかもしれません。真摯に反省し、より良い社会を目指していくためにも、これらの発言を風化させることなく、教訓として心に留めておく必要があるでしょう。