大河ドラマ『光る君へ』がついに最終話を迎えました。女性主人公で平安時代を描いた異色作、紫式部と藤原道長のラブストーリーという斬新な切り口で話題を呼びました。視聴率こそ振るわなかったものの、多くの視聴者から満足の声が上がっています。今回は、その人気の秘密に迫ります。
吉高由里子の演技力に喝采!
本誌では、2000年以降の大河ドラマで女性主人公を演じた女優8人について、全国の30~70代男女500人にアンケート調査を実施。「演技がうまい」と思う女優を一人選んでもらったところ、吉高由里子さんは堂々の2位にランクイン!
吉高由里子
多くの視聴者から、吉高さんの演技力に対する賞賛の声が寄せられました。左利きでありながら右手で美しく筆を操る姿、控えめながらも芯の強さを表現する演技など、まさに紫式部になりきっていたという声が多数。時代劇の所作や、静かな中に情熱を秘めた演技も高く評価されています。ある70代の女性は「吉高由里子さんの新境地」と絶賛。50代の女性からは、朝ドラと大河の両方のヒロインを務めた数少ない女優として、確かな実力を持っていると称賛されました。
視聴者の声から見る吉高由里子の魅力
自然な仕草や表情、感情の機微を表現する繊細な演技は、多くの視聴者の心を掴みました。時代劇、現代劇どちらにも活躍してほしいという期待の声も多く寄せられています。
脚本家・大石静の巧みなストーリー展開
『光る君へ』の成功には、脚本家・大石静さんの功績も欠かせません。平安時代という舞台設定の中で、紫式部と藤原道長の恋愛模様や宮廷内の権力闘争を巧みに描き、視聴者を惹きつけました。人間ドラマの名手として知られる大石さんの脚本は、登場人物たちの心情を丁寧に描写し、物語に深みを与えています。
平安絵巻の世界観に魅了
華やかな平安貴族の生活、雅な文化、そして渦巻く陰謀。大石さんの脚本は、これらの要素を巧みに織り交ぜ、壮大な平安絵巻を描き出しました。
他の高評価女優:宮崎あおい、綾瀬はるか
アンケートでは、吉高さんに加え、宮崎あおいさん、綾瀬はるかさんも高い評価を得ました。宮崎さんは『篤姫』で、若き日の初々しさから晩年の威厳までを違和感なく演じ、高視聴率を記録。綾瀬さんは『八重の桜』で、男勝りな新島八重を熱演し、アクションシーンもこなす実力を見せつけました。
演技力の高さで視聴者を魅了
それぞれ異なる時代、異なる境遇の女性を演じながらも、彼女たちの演技は多くの視聴者の共感を呼び、時代劇の新たな魅力を提示しました。
まとめ:『光る君へ』成功の鍵
『光る君へ』は、吉高由里子さんをはじめとする役者陣の熱演、大石静さんの巧みな脚本、そして平安時代という魅力的な舞台設定が見事に融合した作品でした。視聴率は振るわなかったものの、多くの視聴者から高い評価を得たことは、今後の大河ドラマ制作においても大きな示唆を与えてくれるでしょう。2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』は横浜流星主演。果たして『光る君へ』を超える作品となるのか、期待が高まります。