天海祐希が主演を務める木曜ドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系、毎週木曜よる9時~)は、いよいよファイナルシーズンが佳境を迎えています。その中でも、叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)と、警視庁捜査一課キントリの管理官・梶山勝利(田中哲司)の長年にわたる関係性が、多くの視聴者の間で大きな注目を集めています。特に11月6日に放送された第3話での二人のやり取りは、「夫婦漫才」と称され、番組ファンを大いに沸かせました。
キントリ、シリーズ史上最強の被疑者たちと心理戦を展開
2014年に放送が開始されて以来、連続ドラマとして4シーズン、ドラマスペシャルとして2作品が制作されてきた『緊急取調室』シリーズ。可視化された特別取調室を舞台に、真壁有希子率いる「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」が、数々の凶悪犯と熾烈な心理戦を繰り広げてきました。今シーズンは「シリーズ史上最強の被疑者たち」が登場すると謳われ、そして12月26日公開の劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもって、その長い歴史に幕を閉じます。
今シーズンも、キントリチームにはお馴染みの顔ぶれが揃っています。梶山管理官を演じる田中哲司をはじめ、警視庁捜査一課・殺人捜査第一係の刑事コンビ“モツナベ”こと渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)、有希子たちに煙たがられる警視庁副総監・磐城和久(大倉孝二)、画像解析のエキスパート・玉垣松夫(塚地武雅)、海千山千のベテラン刑事・菱本進(でんでん)、公安部出身の頭脳派・小石川春夫(小日向文世)らが、物語を彩っています。
第3話:山岳救助隊員の死と“山の神”の供述
第3話では、遭難者の救助に当たる山岳救助隊員が遺体で発見されるという事件が描かれました。当初は事故死と見られていましたが、司法解剖の結果、滑落する前に何者かに殴られた可能性が浮上し、他殺の線で捜査が進められます。有希子らキントリは、地元で“山の神”と崇められる山岳救助隊長・布施正義(戸次重幸)への聴取を開始。完璧な供述を続ける布施に対し、梶山管理官は違和感を抱き、真壁に取調べを託して自ら事件現場の山へと向かいました。
「緊急取調室」第3話より、真壁有希子と梶山勝利の関係に注目
梶山管理官の「真壁有希子のそばにいて…」発言に視聴者騒然
第3話で特に際立ったのが、布施と同じ大学の山岳部出身である梶山管理官の存在感でした。布施が後輩であることから「山好きに悪いヤツはいない」と慎重な姿勢を見せる梶山は、布施の嘘を疑う有希子と激しい口論を繰り広げます。有希子が「ムキになってる?冷静なところが管理官の長所じゃない?たった一つの」とからかうと、梶山は「君が後先なく熱くなるから私が冷却装置の役割を引き受けてるだけだ」と応戦。さらに有希子が「冷静沈着なキャラが出世に近いと考えてるだけでしょ」と畳み掛けると、梶山は立ち上がり「もう出世は半分諦めてる。なぜか!? 真壁有希子のそばにいて失点ばかりだからだ!」と叫びました。
長年の付き合いである菱本には「遊びだから。じゃれてんだから」と軽くいなされてしまったこのやり取りですが、番組ファンは梶山管理官の言葉の選択に鋭く反応しました。「『そばにいて』?突然のキュン…!」「そばにいて…いろんな表現がある中でその言葉!」「わざわざ『そばにいて』っていう言葉を選んだその真意を知りたい」といった声がSNS上に飛び交い、二人の関係性に新たな憶測を呼びました。
視聴者から「有希子と梶山の夫婦漫才が楽しみ」の声が続々
さらにこの第3話では、布施が自白に至る2度目の取調べを、梶山管理官が有希子とのコンビで担当するなど、二人の絡みがいつも以上に多く描かれました。見事なコンビネーションで布施の自白を引き出した後、エピソードのエンディングでは、取調べ控室で有希子が梶山に「言い忘れたけどさ、管理官が山に登ってくれてよかった」と素直な感謝を伝えます。これに対し、梶山は「おお」と意表を突かれたように戸惑う一幕もありました。
有希子と梶山管理官の絆が深く感じられた第3話の放送後、視聴者からは「管理官と有希子のじゃれ合いがかわいい。いつか一緒に山に登るエピソードください!」「有希子と梶山の夫婦漫才が楽しみ」「梶山管理官の取調べカッコよかったし、有希子ちゃんにありがとうって言われて『おお』って照れてるのかわいすぎた」といった絶賛の声が続々と寄せられました。最終シーズンでも、この二人の微妙な関係性の行方が、引き続き大きな注目を集めることでしょう。
Source: https://news.yahoo.co.jp/articles/185a5178bce031284114c4b5e0f655662937c700





