自民党の二階俊博幹事長は27日のBSテレビ東京の番組収録で、10月4日召集の臨時国会で焦点となる憲法改正議論について「大上段から振りかぶって力説せず、謙虚に国民の意見を聞く姿勢が大事だ」と述べ、重ねて慎重に進めていくべきとの考えを示した。
党則の上限を超える安倍晋三首相(党総裁)の連続4選に関しては「おのずとそういう声が出てくる。その証拠に今、(総裁候補に)手を挙げている人はいない」と述べた。その上で「今の展望では、『安倍さんの後は安倍さん』という状況だ」と語った。
一方、来年夏の東京都知事選をめぐり、小池百合子知事の再選に前向きな姿勢を示している二階氏は「五輪と同じように『参加することに意義あり』ではない」と強調。対抗馬の擁立作業を進めている自民党都連に対し、「自民党から出すのはいいが、小池さんに勝てる人を出さないといけない」とくぎを刺した。