北ミサイル 「日本全土が射程に入る」 伊藤俊幸元海将

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元海将の伊藤俊幸氏(佐藤徳昭撮影)
元海将の伊藤俊幸氏(佐藤徳昭撮影)

 総合的に判断すると、今回の弾道ミサイルはSLBM「北極星」だと思われる。海中に発射台を設置し、(水面に射出した後に点火する)「コールドローンチ」で発射したのだろう。前回発射より高度が延びた。通常軌道なら2千~3千キロは飛ぶのではないか。日本全土が射程に入る日本向けのミサイルだ。トランプ米大統領は短距離なら容認するというが、今回は中距離だ。在日米軍も不愉快だろう。

 前回の北極星と違って、今回は飛翔(ひしょう)中に2つに分離したという。大気圏再突入の際にバラバラになった可能性もあるが、複数のロケットエンジンを切り離す多段式の弾道ミサイルで、着水の時間差などからみて2段式ではないか。北朝鮮の朝鮮労働党機関紙が17年8月に掲載した写真に図面が写っていた「北極星3」の可能性がある。

 一方で、北朝鮮の潜水艦技術は低い。北極星を搭載、運用する潜水艦が建造中といわれるが、まだ進水もしていない。旧ソ連から輸入した老朽艦をもとに、つぎはぎして作っているのだろう。私は元潜水艦乗りだが、恐ろしくて絶対に乗りたくない。実際に潜水艦でSLBMを運用する能力はまだ持っていない。(談)

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