日本列島は年末年始にかけて強い冬型の気圧配置となり、各地で大雪や暴風雪が予想されています。帰省や旅行などで移動を予定されている方は、交通機関への影響に十分ご注意ください。最新の気象情報を確認し、安全な移動を心がけましょう。
今後の雪の状況と注意点
すでに東北や北陸を中心に積雪が増加しており、青森市では積雪が1メートルを超えました。長野県北部には大雪警報が発令されています。29日夜から30日午前中にかけて、北日本、北陸、関東甲信、東海の山沿いを中心に雪が強まり、積雪がさらに増加する見込みです。
積雪の状況を示す天気図
30日午後は一時的に雪が弱まるものの、31日には低気圧が北日本を通過し、再び日本海側を中心に雪が強まる見込みです。北海道の渡島半島、秋田県、山形県では警報級の暴風や暴風雪が予想され、ホワイトアウトの危険性も高まります。
各地の天気と交通への影響
北海道・東北
北海道では31日に交通への影響が「大」と予想されており、暴風雪による視界不良や路面凍結に警戒が必要です。東北地方でも大雪による交通障害が発生する可能性があります。
北海道の天気図
関東甲信・東海
関東甲信、東海地方の平野部では晴れる所が多いですが、山沿いは雪が降り、峠道では積雪や路面凍結による交通障害が発生する可能性があります。東京湾アクアラインや知多半島道路など、沿岸部を走る際は強風に注意が必要です。
西日本
西日本では北日本や東日本に比べると雪の影響は少ないものの、近畿や四国では31日に強風による交通障害が発生する可能性があります。太平洋側の山沿いを中心に雪が降り、路面凍結に注意が必要です。
西日本の天気図
年明けの天気とUターンラッシュへの影響
年明けも寒波の影響を受けやすく、3日以降はさらに強い寒気が流れ込む見込みです。北海道から山陰にかけての日本海側を中心に大雪となり、積雪が急増する恐れがあります。太平洋側の一部地域でも雪が降る可能性があり、路面凍結に注意が必要です。
年明けの天気図
帰省ラッシュやUターンラッシュの時期と重なるため、大雪や吹雪による交通機関の遅延や運休が発生する可能性があります。気象情報に注意し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。「気象予報士の山田さん」は、「最新の気象情報をこまめに確認し、無理な移動は避け、安全を第一に行動することが大切です」と注意を呼びかけています。