北朝鮮の国営航空会社、高麗航空の旅客機が2024年8月29日、約5年ぶりに中国・上海の浦東国際空港に着陸しました。2019年12月以来の出来事で、北朝鮮のコロナ対策による国境封鎖解除後の新たな動きとして注目を集めています。
高麗航空、上海線再開の兆しか?
現在、高麗航空は中国の北京、瀋陽との間で定期便を運航しています。今回の上海への飛行が臨時便だったのか、今後定期便として再開されるのかは現時点では不明です。中国のフライト情報アプリによれば、当該機は29日夜に浦東空港に到着し、30日未明には平壌へ戻ったとのことです。今後の動向が注目されます。
高麗航空の飛行機
中朝関係の現状:冷え込みの中での思わぬ展開
北朝鮮がロシアへの接近を強めている現状から、中国との関係は冷え込んでいるとされています。こうした中での高麗航空機の上海到着は、両国関係における新たな展開を示唆する可能性もあります。
観光ツアー再開は延期、先行き不透明
北京の旅行会社が12月から北朝鮮への観光ツアー再開を計画していましたが、北朝鮮側からの受け入れ許可が下りず、延期となりました。 この件からも、中朝関係の複雑さが伺えます。今回の高麗航空機の上海到着が、観光再開への足掛かりとなるのか、今後の展開が注目されます。
北朝鮮の風景
今後の動向に注目
北朝鮮と中国の関係は、東アジアの情勢を左右する重要な要素です。高麗航空機の上海到着は、両国関係の行方を探る上で重要な手がかりとなる可能性があります。「JP24H.com」では、引き続きこの問題を注視し、最新情報をお届けしていきます。